選抜高校野球の21世紀枠とは?選考基準や過去の歴史を解説。

選抜高校野球の21世紀枠とは?選考基準や過去の歴史を解説。

高校野球をほとんど見たことが無い方の為にまずは選抜高校野球を簡単にご説明します。

選抜高校野球は正式名称「選抜高等高校野球大会」といい、毎年3月下旬~4月にかけて兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる高校野球の大会で、略称は「センバツ」、通称は「春の高校野球」等と言われています。


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甲子園で行われる高校野球の大会は年に2回!

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夏の甲子園で行われる高校野球の「夏の選手権大会」は各都道府県の地区予選を勝ち上がったチームが甲子園大会に出場しますが、選抜高校野球は地区予選があるわけではなく、選考の結果出場校が決められます。

出場枠は「一般選考枠」「明治神宮枠」「21世紀枠」の3つの出場枠があり、合計で32校程度(年度によって多少異なる)選出されます。

一般選考枠とは?

選出される高校数は28校と選抜出場校の多くがこの枠で選出されます。

選出方法は各地域ごと決められた枠数があり基本的に秋季大会の成績を考慮して選考が行われているようです。

しかし必ずしも秋季大会の成績だけで選出されているわけではなく、各都道府県連盟が推薦したチームの中から、大会参加資格規定を満たし、大会参加にふさわしいチームかどうか考慮しながら選出されるようなので、たとえ秋季大会で初戦敗退でも選出される可能性はゼロではないという事です。(毎年実績のあるチームがその年だけ初戦敗退をした場合など)

明治神宮枠とは?

毎年11月頃に行われる明治神宮大会にちなんで作られた枠で、選出される高校数は1校です。

明治神宮大会で優勝した高校の属する地域から選出されるようになっていますので、明治神宮大会優勝校でも選抜高校野球に出場出来ない事もあります。

21世紀枠とは?

21世紀になって初めての春の選抜大会となった2001年(平成13年)第73回から導入され、部員不足の困難があるチーム、文武両道で他行の模範となるチーム、あと一歩で甲子園を逃し続けているチーム等に別枠で甲子園出場させ、多くの野球部員に夢と希望を与える趣旨がある出場枠です。

過去には「前年度優勝校枠」や「希望枠」という枠がありましたが、現在は上記の3つの枠によって出場校が選出されて選抜高校野球が行われています。

そして話題になることが多い21世紀枠の選出方法は?

21世紀枠で選出される高校数は3校です。

21世紀枠で甲子園に出場する3校を決める(2007年までは2校選出、2013年は記念大会として4校選出)選考基準として「秋季大会の成績にとらわれない『清新の気風あふれたチーム』の選考」という目的のもと、各都道府県連盟の推薦により各都道府県から1校を決定し、次に各地域推薦の1校が選ばれて、地区推薦校の中から甲子園出場の3校が決まります。

地区推薦校の中から出場校を決める最終選考会での候補校プレゼンテーションは各都道府県連盟理事の持ち回りになり、同じ地区の他都道府県の学校を紹介する場合もあります。

21世紀枠で選ばれる条件としては、秋季都道府県大会ベスト8以上または128校以上出場している都道府県はベスト16以上の成績を残している事が原則(例外があり得る)となります。

他の選出方法と比べれば野球の試合実績以外の部分で選出を考慮される枠なので、選考基準も透明度が低い形に感じられる所から、多くの議論が起こってきました。


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過去に21世紀枠に選出された高校を紹介

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2001年に21世紀枠が出来てから2016年まで42校が21世紀枠で選抜高校野球に選出されています。

過去の21世紀枠で出場した高校の実績!

21世紀枠で出場した高校で一番良い実績は2001年の沖縄(宜野座)と2009年宮城(別府)がベスト4の実績でした。

初戦、2回戦敗退が多く3回戦まで進んだのが上記2校を加えて2008年山口(華陵)の3校になります。

議論が多い選出校!

21世紀枠は実績にとらわれない他校の模範となる高校を選出となっていますが、過去には21世紀枠に選出されたが部員の暴力行為があった為出場を辞退した、長野県小諸商業高校や、戦後最速の試合時間76分で初戦敗退をした福島県いわき海星高校など(初戦敗退した事が問題ではなく実力差がありすぎて見ていても痛々しいと感じた方が多かった)

2017年の選出校は

2017年の選出校

  • 岩手県不来方高校
  • 岐阜県多治見高校
  • 高知県中村高校
岩手県不来方高校

「たった10人野球」で東北大会は初戦敗退ながら県大会準優勝という実績があり初戦敗退した東北大会も競合八戸学院光星に0-2と善戦している。

「10人だけど逆に人の何倍も練習できる」とポジティブな部員たち

岐阜県多治見高校

「バトミントンの羽で練習」学校のグラウンドの関係で野球部員が使える範囲や時間が限られているので、狭い範囲でも練習出来るようにバドミントンの羽を使ってバッティング練習をしている。

県大会で優勝、東海大会では選抜出場を決めた至学館高校に1-2の惜敗で実力は申し分ない。

高知県中村高校

「部員12人」で高知大会優勝、四国大会では初戦で延長戦の末惜敗、過去の77年選抜大会でも部員12人で準優勝。

センバツの今後はどうなる

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高校野球は成熟していない若者達が一生懸命、一心不乱に野球に情熱を燃やし、成熟していないからこそ見ている人、応援している人の心を動かすスポーツです。

選抜高校野球の選出方法が21世紀枠としてこのまま残るのか、過去と同じように選出方法が変わっていくのかはまだ分かりませんが、高校野球に情熱を燃やす選手、選手を目指す人がより情熱をもって取り組める環境になっていくことが今後の高校野球発展につながるのではないかと感じています。


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