バーベキューコンロのガスと炭の違いを徹底的に比較。肉や野菜がより美味しいのはどっち?

夏が近づいてくると家族や友人などとやりたくなるのがバーベキュー。
みんなで話しながらコンロを囲んでするバーベキューは楽しいですよね。
また最近のコンロは2種類あり、こっち友人はオシャレなガスコンロを使っていたり、別の友人は炭コンロを使っていたりとさまざまです。
今回はバーベキューのコンロの「ガス」と「炭」の違いを比較していきます。
またどっちのコンロの方が美味しく出来上がるのかも比べてみたので参考にしてください。
バーベキューコンロのガスと炭のそれぞれの特徴
バーベキューコンロガス
【メリット】
・つまみを回すだけなので、経験がなくてもよく初心者でもできる。
・コンロ以外の荷物がガスだけなのでかさばらず軽い。
・デザインがオシャレなものが多い。
・片付けは食材や容器などだけのため簡単。
・溶岩プレートなどの遠赤外線効果を発揮する補助アイテムがオプションである。
・蓋ができるコンロでは蒸し焼きができる。
【デメリット】
・炭の時のように遠赤外線効果がないため、ふっくらと炊き上げられない。
バーベキューコンロ炭
【メリット】
・炭火で肉や魚を焼いた時は、遠赤外線の効果でうまみを逃さずに焼き上げることができる。
・ガスで食品を加熱するのとは違い、炭を焼いた時の熱が空気に運ばれて肉や魚を加熱していくので、
食品の内側から加熱ができる。
・炭の香ばしさが食材に移り、より美味しくしてくれる。
【デメリット】
・火を起こすのに経験が必要。
・火の管理が難しく、食材を焦がしたり、火が通らなかったりする。
・片付けの際に、熱せられた炭を処分するのが大変。
遠赤外線効果とは?
「近赤外線」:波長が約0.7-2.5μmの電磁波で、赤色の可視光線に近い波長を持つちます。
性質も可視光線に近い特性を持つので、見えない光として赤外線カメラや家電用のリモコンなどに応用されている。
「中赤外線」:波長が約2.5-4μmの電磁波で、近赤外線の一部として見られることもある。
単に赤外とは、赤外分光の分野ではこの領域を示すことが多い。
「遠赤外線」:波長がおよそ4-1000μmの電磁波で、電波に近い性質もあります。
全ての物質は、黒体放射現象により温度に応じた電磁波を放射する。
また常温の物体からは必ず赤外線が放射されている。
高温の物体ほど赤外線を多く放射し、放射のピークの波長は温度に反比例。
赤外線には上記の3種類あります。
バーベキューの場合、熱せられた炭からは「近赤外線」と「遠赤外線」が放射されています。
波長の違う2種類の赤外線効果で、大きな食材でも表面から内部まで熱を加えることができ、美味しく焼き上げられます。
炭は自然に遠赤外線を放射しますが、ガスはオプションの溶岩プレートで遠赤外線効果を発揮。
バーベキューコンロでおすすめはガス?炭?
違いを比較すると、遠赤外線効果は両方あるので、調理してもどちらも美味しくできあがります。
また炭の場合は、焼いてる時に炭の香ばしさも食材に移すため、より美味しく焼き上げることができます。
ですが火力調整が難しく食材を焦がす可能性があり、焦げてしまうと焦げた味がでるためマイナスの評価になります。
以上のことより、どっちが肉や野菜を美味しく調理できるのか?ですが、火力調整が完璧なら炭の方が美味しくいただけます。
しかし、ガスには炭にできない調理法があります。
それは蓋をして蒸し焼きができること。
蒸し焼きの仕方は、骨付きの分厚いお肉の場合ですと、火力の強いところからお肉をずらすことで、中までじっくり火を通すことができます。
またトウモロコシを例にすると、トウモロコシはバーベキューで焼くとほとんどがぱさぱさになってしまいます。
これを防ぐには、コップに少量の水を入れてコンロの蓋をします。
これにより蒸し焼きになるが、コップの水の水蒸気がコンロ内を潤しトウモロコシに水分を与えぱさぱさになるのを防ぎます。
また蓋をすることにより、スモーク焼きができるます。
スモーク焼きをすることにより、バーベキューでの調理の幅も増えます。
これらのことより、炭の香りや香ばしさを楽しみたいのであればバーベキューコンロは炭式で。
蒸し焼きやスモーク焼きを楽しみたいのであればバーベキューコンロはガス式で。
トータルで準備のしやすさや片付けやすさまで考慮するとガス式の方がいいでしょう。
またバーベキューコンロは1度購入すれば買い替えるまでのサイクルは長いですよね。
ガス式のバーベキューコンロでバーベキューをするのに必要なものはガスだけなので実は経済的です。
火事には気を付けて楽しくバーベキューをしましょう。