車のオイル交換のやり方(DIY)を紹介。目安頻度は距離と時期から判断!

車のメンテナンスの一つにオイル交換があります。
最近はセルフのガソリンスタンドが増えたのもあり、オイル交換いかがですか?って聞く機会が減りましたよね。
でも聞かなくなっただけで、オイル交換はしないといけません。
今回は車に興味がありDIYにて挑戦したい方や、お店で作業すると工賃がかかるので工賃を浮かせたい方に、オイル交換のやり方を画像付きでわかりやすく説明していきます。
車のオイル交換のやり方(DIY)を画像付きで紹介!
今回はわかりやすくするために車をリフトに載せて交換しました。
DIYで作業するときは、ジャッキアップで行わなければなりません。
1.車のジャッキアップの仕方
ARCAN(アルカン) イエロースチールジャッキ 最大荷重 2,948 kg 579039
車の前と後ろのタイヤを結ぶフレームにジャッキポイントがあります。
そこにジャッキをかけて体が入る程度まで車を浮かせます。
基本的には車載ジャッキを使用すると思いますが、強度が心配なので万が一車が落下した時のためにブロックやタイヤなどを車の下に入れておいてください。
おすすめはガレージジャッキと呼ばれるもので油圧の力を利用するタイプです。
車を持ち上げるのも力が要らないので、女性の方でも楽にできます。
2.ジャッキスタンドで安全な作業を
Meltec ( メルテック ) ジャッキスタンド F-23
またジャッキアップさせた時に車の落下を防止するジャッキスタンド(通称:ウマ)と呼ばれるものがあります。
ジャッキスタンドを左右のジャッキポイントにかえば落下する心配もなく安全に作業ができます。
ジャッキとジャッキスタンドは車の作業にはかかせなく、タイヤ交換の際にも使えるので揃えておくと便利なアイテムです。
3.エンジンオイルを抜く
それではいよいよオイル交換の作業になります。
まずはエンジンとミッション(オートマやマニュアル)の判断をしないといけません。
間違えるとミッションオイルが抜けてしまうので気を付けてください。
見分け方のポイントは、エンジンにはベルトがかかっています。
またハイブリッドカーでベルトがないエンジンもありますが、その場合はプーリーと言う丸いものがあるので、それを参考にしてください。
もう一つの判断方法がオイルのレベルゲージです。
一般的にエンジンオイルのレベルゲージの持ち手の色は「黄色」が多いです。
違う色の場合もありますが、黄色の場合はその下を辿っていくと、エンジンのオイルパンになります。
それではエンジンオイルを抜きます。
国産車の場合、ドレンボルトは14mmか17mmがほとんどです。
下に受け皿を用意してからドレンボルトを外します。
※受け皿は5Lくらい入るものを用意。
4.ドレンボルトの締め付け
エンジンオイルがポタポタ程度になればドレンボルトを締め付けます。
ドレンボルトにはガスケットが付いているので、締め付け前にガスケットの有無を確認します。
ガスケットがダメになっていれば交換してください。
そのまま再利用するとオイル漏れの原因になります。
またドレンボルトの締め付けはほどほどの力加減でしめないと、ねじ山を破損させてしまいます。
心配な方は、締め付け具合を確認できるトルクレンチという道具があります。
KTC (京都機械工具) デジタルトルクレンチ デジラチェ GEK060-R3
アナログかデジタルが選ぶことができ、リンク先の商品はデジタルです。
今回は初心者向けのおすすめで、デジタルで音により確認ができます。
締め付けが終われば、垂れたオイルをパーツクリーナーやウエスなどで掃除します。
5.エンジンオイルを入れる
エンジンオイルを入れる前に、リフトアップしてる車をおろし元通りにします。
※エンジンオイルを入れた時に正確な量を測りたいのと、ジャッキアップは落下する危険が伴うため。
エンジンオイルは、フィラキャップというエンジンの上側についている画像のキャップを外しそこから入れます。
規定量とオイルのグレードは、エンジンにより異なります。
車検証と一緒に入っている車の取り扱い説明書に記載されているので参照してください。
フィラキャップから規定量を入れ終わったら、フィラキャップを締めます。
その後、20秒程度エンジンをかけ、切ります。
6.オイルレベルゲージによりオイルの量を確認
エンジンを切った後にオイルレベルゲージによりオイルの量を確認します。
ほとんどのゲージには「L」と「H」の刻印があります。
「H」とはHigh leverのH。
取り扱い説明書に記載されている量を入れればL~Hの間でHに近くなります。
規定量がわからなければ、8分目からHのところまでオイルを入れたほうがいいです。
最後にドレンボルトからのオイル漏れの確認とフィラキャップを締めたかの確認をしてください。
※エレメントの交換時期の場合は、エレメントも交換してください。
交換目安は、オイル交換2回に1回です。
オイル交換をするのは距離が大事?時期が大事?
交換距離
オイル交換は3000km~5000kmの間の交換をおすすめします。
この間に交換すれば、エンジンオイルが燃えカスや不純物を取り除きエンジンへの負担が減ります。
またエンジンオイルの性能の保てて劣化の気になりません。
仮にオイル交換をしなかったら、エンジンオイルにより燃えカスや不純物を取り除くことができなくなり、スラッジというものを発生させます。
このスラッジが厄介で、スラッジが溜まるにつれて通路が狭くなり、オイルの循環をスムーズにできなくします。
これにより、エンジンは潤滑油でるオイルなしで回転しなくてはいけなくなり、最終的にはエンジンの焼き付きや破損につながります。
また国土交通省では、車両火災事故の中でエンジンから出火しているものが最も多いと発表しています。
交換時期
あまり車に乗らない方は、走行距離が伸びません。
この場合、オイル交換を3000km~5000kmにすると車検に一回となる時があります。
ですが、エンジンオイルはエンジンの中に入りエンジンをかけた瞬間から劣化がはじまります。
これにより、遅くても半年に一回は交換するようにしてください。
エンジンオイルの距離と時期は
時期:半年以内
どちらか早いほうで交換しましょう。
廃油の処理はどうするの?
エンジン交換をしてオイルを受け皿に受け取ったのはいいが、その後の廃油処理に困っているかたも多いはずです。
よくある方法として、ガソリンスタンドや町工場に廃油を引き取ってもらうこと。
廃油屋さんは基本的には無料で引き取りをしています。
なぜなら廃油はリサイクルできるからです。
引き取り先が見つかれば、リサイクルもでき廃油処理にも困りません。
また料理油を固めるものだあり、これにより固めて燃えるゴミとして処分する方法もありますが、地域により燃えるゴミになるかどうかが異なるため、この方法を使う場合はあらかじめ確認してください。
オイル交換する際は、周りには十分気を付けて、安全を確保してから作業してください。