猫の気持ちを正しく認識するコツは?鳴き声や行動から猫の気持ちを知ろう。

猫のツンデレな感じが可愛いんですよね。
気まぐれな感じで自由気ままに過ごしている猫ですが、たまに甘えてくる感じが私は好きなんです。
でも、猫っていろいろ飼い主さんに気持ちを伝えているんですよ。
気持ちを伝えていたことが知らなかったら悲しいですよね。
そこで、猫のしぐさや行動から正しい猫の気持ちを認識するコツを紹介します。
猫が飼い主に伝えている気持ちは
猫は犬と違って人に懐かないと思われていますよね。
犬は人間と犬とで接し方を区別しており、飼い主に対して従っている態度をとります。
しかし、猫は人間と猫とで接し方を区別しておらず、人間も同じ生き物だと思っています。
だから、猫は飼い主に噛んだり、蹴ったりすることがあるのも同じ生き物と認識しているからなんです。
でも、実際は飼い主のことをとてもよく観察しています。
どうすれば構ってもらえるのか、何をしたら怒られるのかを認識しています。
猫に愛情をたくさんかければちゃんとこたえてくれる生き物です。
猫はあまり懐かないと思ってしまうかもしれませんが、実はちゃんと飼い主のことを信頼してくれているんですね。
猫の気持ちが理解できるコツ
猫といると急に懐いてきたと思ったら、「サッ」と他のところに離れていったりして、気持ちがわからない方も多いようです。
そんな、気ままな猫が好きという部分もありますが、どおせなら日常で猫の行動や仕草から猫の気持ちが理解できたら嬉しいですね。
普段の猫の行動には実は全部意味があるんです。
猫の気持ちを認識するともっと猫と距離が縮まりますよね。
体をスリスリする
猫はよく体を「スリスリ」することがあります。
これは猫のニオイを人間にマーキングしているからです。
猫は人間を自分の所有物としてマーキングしているように感じられますが、人に対してのマーキングは猫からすると「好き」という愛情表現になります。
「スリスリ」するのは猫の愛情表現とわかると嬉しいですね。
猫が「スリスリ」してきた際は、たくさん撫でて「私も好き」って気持ちを伝えてあげましょう。
足でモミモミする
猫が前足を「モミモミ」することがあります。
これは子猫の時によくある行動ですが、母親からお乳を飲んでいた時に前足でモミモミしていた頃の名残です。
飼い主に対してモミモミしている時は幸せを感じている状態なので、そっとしておいてあげてくださいね。
爪をとぐ
猫はふすまや柱で爪を「カリカリ」ととぐことがあります。
飼い主からすると部屋が傷だらけになるので困る方も多いですが、猫は爪をとぐことが習性になっています。
- いつでも獲物を捕らえられるようにしている。
- ニオイをマーキングしている。
- ストレス解消している。
袋や箱の中に入る
猫は家に袋や小さな箱があると中に入る習性があります。
これは、野生の頃の名残で、敵に狙われないように木の茂みや、穴に入って暮らしていたからです。
今でも袋や箱の中に入ると落ち着くため、自分が入れる場所を見つけると小さい箱でも入ろうとします。
猫が箱に入っている時はとても落ち着いている状態なので、飼い主はそっとして置いてあげましょう。
ニオイを嗅ぐ
猫は何でもニオイを嗅ぐ習性があります。
ご飯を与えた時でも、飼い主が家に帰ってきた時でも、鼻で「クンクン」と嗅ぎます。
猫は非常に嗅覚が優れている動物で、ニオイを嗅ぐことでたくさんの情報をキャッチしています。
飼い主が帰宅したらニオイを嗅いで分析します。
外で何をしてきたのか、誰と会っていたのかなどをニオイから判断しています。
飼い主のニオイを嗅ぐのは警戒心を解いて信頼しているからです。
もし、ニオイを嗅いできたらたくさん撫でてあげてくださいね。
お腹を見せる
猫が無防備でお腹を見せることがあります。
猫は警戒心が強い動物なので、誰にでもお腹をみせることはしません。
猫にとってお腹は急所にあたります。
お腹をみせることは、それだけ飼い主を信頼しているからです。
噛みつく
猫が気持ちよさそうに頭を撫でていると、急に噛みつくことがあります。
「構ってもらって嬉しくなかったの?」って思ってしまうのですが、猫からすると「もう撫でるのは十分だからこれ以上構ってこないで!」という合図です。
撫でるのにも限度があるってことですね。
猫は気ままな動物です。
甘えてきたら構ってあげて、満足したらそっとしておいてあげましょう。
体をなめる
猫は綺麗好きと言われています。
毛についたホコリを落とすことや、ノミがつかないようにしているからです。
また、飼い主に抱っこされた時についた人間のニオイを取るためでもあります。
飼い主からすると少し寂しいですが、外敵にニオイで気づかれて攻撃されないようにするためニオイを取っています。
しっぽを立てる
しっぽを垂直に立てる時があります。
しっぽを立てて飼い主のところに向かってくるときは、うれしいときや甘えてほしいときの合図です。
ご飯の準備が出来たとき、猫はあなたにしっぽを立てて向かってきませんか?
心を許していてうれしい気持ちが出ているときでしょうね。
鳴き声で判断
猫の鳴き声は様々で、鳴き方や声の大きさなどによって感情を表現しています。
鳴き声で判断して猫の気持ちを理解しましょう。
安心している時にゴロゴロと鳴きます。
信頼のサインです。
【ニャーニャー】
一般的によく聞く鳴き声で、要求や不満を伝えたい時に鳴きます。
食事の催促や、飼い主に構ってもらいたい時などです。
【シャーッ】
緊張している時にシャーッと鳴きます。
相手を威嚇する時や防衛体制になる時です。
【ミャーオ】
威嚇の合図です。
人間で言えば「やるのか」の合図です。
【ニャ】
挨拶の返事です。
名前を呼んで「ニャ」と返せば返事してる合図です。
好かれる飼い主になろう
飼い主からしたら「猫に好かれたい!」と思いますよね。
猫は警戒心が強いので、急に驚かすとびっくりします。
大きい声をあげたり、叱ったりすると猫は萎縮してしまい、離れていってしまいます。
もともと野生の動物なので群れで人間と一緒に暮らす習性がなく、基本は自由気ままな生活をします。
でも、信頼できる相手には甘えたり、心を許してくれるので、飼い主としてはあまりしつこく触ったりちょっかいをださないようにすればお互いの信頼は縮まるでしょう。
猫は人間に好かれたいという感情は持っていません。
それは寂しい気持ちになりますが、この人といると居心地がいいと思う感情は持っています。
猫に好かれるのならば、猫が嫌がることをしないように関係を築いていくことが大切でね。