猫のしぐさ一覧!動作の意味を知り気持ちを理解しよう。

表情を読みにくい猫、一緒に生活する愛するにゃんこが何を考えているのか分かりづらいですね。
表情ではなく何気ないしぐさや動きで、猫は感情を伝えようとしています。
わかりやすい大きなしぐさから、注意して見ないと見落としてしまう細かなしぐさにはどのような猫の気持ちがあらわれているのか?
鳴き声でどんな言葉をしゃべっているか?
猫の気持ちはしぐさから読み取れる!
しぐさに注意して見てみると、今まで気が付かなかった愛するにゃんこの気持ちにかなり細かく気が付くようになります。
そこを注意して見て下さい。
『今どんな気持ちなのか?』
『何をして欲しいのか?』
を分かるようになりましょう。
これさえ分かれば大丈夫。主なにゃんこの動作!
体全体の動きや体の細かなパーツの動きなど、にゃんこの気持ちを表しているしぐさはたくさんあります。
気分屋で心変りが多い猫は、様々なしぐさでそのときの気持ちを表して飼い主様にどうして欲しいかを伝えようとしています。
強い気持ちが表れる優先順位の高いしぐさから見ていきましょう。
にゃんこの気持ちはしっぽに現れる!
体の中で最も強く気持ちが表れるのがしっぽです。
他の細かな体のパーツと比べても、しっぽは長くて動きが分かり易いので、まずはしっぽを見てにゃんこの気持ちを理解していきましょう。
しっぽがピーンと上に立つときは「嬉しい」の合図!
遊んで欲しいときや甘えたい気持ちなので、出来るだけかまってあげましょう。(ごはんが欲しいときもありますね)
しっぽがこの状態からしっぽの先だけくにゃっと折れるのはあいさつや興味を持っているしぐさです。
立てたしっぽをクネクネと振るときは「ワクワク」しているとき!
遊ぶ前に『何して遊ぼうかなぁ』と考えている時などに出るしぐさです。
テンション高めの状態ですが、興味の方向が決まっていないので、飼い主様が遊ぼうとしても他の遊びをしてしまう事もあります。
でもこの状態の時は常に飼い主様から『遊ぼうよ』と手を差し伸べる事が愛するにゃんことの関係を良くします。
しっぽの毛がぶわっと広がったときは「怒り」の気持ち!
警戒心が強い時のしっぽの状態です。
新しいにゃんこが家に来たとき等、ケガにつながる事もあるのでこれ以上刺激しないようにしてあげましょう。
しっぽを丸めるときは「怖い」と思っているとき!
飼い主さんに怒られたとき。
他の猫にケンカに負けたとき。
降参したときの状態です。
小刻みにしっぽを振るときは「イライラ」!
『うるさいなぁ』などイライラして気持ちが高ぶっている時の状態です。
少しの間ほっといてあげれば自然に収まりますので、そっとしておいてあげましょう。
しっぽが下にダラーンとしたときは「疲れた~」テンション低め!
調子が悪い可能性も有るので、食事や糞なども注意して見てあげましょう。
ただ人にあまり寄って来ない猫などは常にしっぽがだらーんとしている猫もいます。
愛するにゃんこの通常時のしっぽの状態を見ておくことも大切ですね。
だっこの時にもしっぽに気持ちが表れる!
だっこが好きなにゃんこと、嫌いなにゃんこもいます。
気分によってだっこして欲しい時と、しないで欲しい時があるにゃんこもいます。
- だらんと下がっている :嬉しい!リラックスしている。
- 丸まっておなかについている:怖い!やめて欲しい!
- ブンブンと振っている :嫌だ!おろして欲しい!
鳴き声も猫の気持ちが分かり易く現れる!
しっぽと同じぐらい気持ちが読み取りやすいのが鳴き声です。
はじめのうちは『ゴロゴロ』は機嫌がいいんだなぁぐらいしか分からないと思いますが、いくつかのパターンがありますので、注意深く聞いてみましょう。
- 「ゴロゴロ」 :甘えてる、嬉しい!
- 「ニャニャニャオーン」:ごはんくれー、早くー
- 「キュ~キュルルル~」:かまって欲しい、遊んでー
- 「ニャ」 :挨拶、おっす
- 「シャー シャー」 :それ以上近づくな!
鳴き声はしっぽ以上に個猫差がありますので、だいたいこんな感じですが、愛するにゃんこの特徴をつかんで、猫語をマスターしちゃいましょう。
ただの飾りじゃない、猫のひげにも感情が出ています。
猫のひげは人間のひげと違って神経がびっしり行き届いています。
外部からの情報を取り入れている役目もありますが、感情表現にも使われています。
- 下向き :リラックス
- 後ろに上がって力が入っている:警戒している
- 前にぴーんと伸びる :興味があるけど少し警戒している
- 上にシャキーンの伸びている :テンション上がってる
小さな耳の細かな動きにも感情が表れています。
- 全く動かない :リラックスしていてぼ~っとしている
- ピーンと後ろに向いている:イラッとしてる
- ピクピクと動く :そわそわ、興味がある
猫が『ふみふみ』する意味は?
あの可愛らしいしぐさの『ふみふみ』は母親から母乳をもらっていた時の事を思い出してやっているようです。
母乳がしっかり出るように、乳腺を刺激するため子猫は『ふみふみ』をします。
飼い主さんに『ふみふみ』をする時は、お母さんに甘える気持ちで『ふみふみ』をします。
痛いけど可愛い『甘噛み』するときの猫の気持ち。
にゃんこから寄ってきて甘噛みと一緒にぺろぺろと舐めるときは、飼い主さんが好きで遊びに誘っている場合です。
甘噛みと猫パンチが一緒に出るときは獲物をとりたくてうずうずしている気持ちです。
触ろうとしたときに甘噛みは『やめてくれ』という気持ちがある場合が多いので、そっとしておいてあげましょう。
さっそく愛するにゃんこのしぐさを見てみましょう。
猫は感情表現に乏しいと言われることもありますが、色々なしぐさで感情表現をしている事が分かりました。
一見クールな猫だからこそ、すりすり、ふみふみ等のしぐさで甘えられると、とても愛おしく感じると思います。
様々なしぐさの意味を理解して、正しく対応してあげる事で愛するにゃんことのコミュニケーションが良くなります。
また体調不良の時も早く気が付いてあげる事が出来ると思います。
愛するにゃんこが今何を考えているんだろう?
と思ったらしぐさに注目して気持ちを読み取ってあげましょう。
にゃんこが飼い主さんにする最大級の愛情表現の、しっぽをピーンと立てて頭や体をすりすり。
飼い主さんが帰宅した際に、このしぐさで出迎えてくれるように、今まで以上ににゃんこの気持ちを読み取れるようになってくださいね。