車のエンジン警告灯(チェックランプ)が点灯した時の原因と対処法を紹介!

車を運転中にふとメーターパネルにプロペラみたいなマークが点灯していたことがありませんか。
「このランプはいったいなんだろう?」と思って何気に知らないまま運転をしていませんか。
普段乗っている車が急に見慣れないマークが点灯したら不安になりますよね。
今回はそういった中でも最も頻繁に目にするであろう、エンジン警告灯について点灯した時どうすればいいのか、点灯する原因や対処法などについて紹介します。
エンジン警告灯(チェックランプ)とは?点灯しても大丈夫?
車には様々なセンサーが取り付けられており、走行中に関わる異常や故障、正しい操作がされなかった場合などに運転者にランプで知らせるようになっています。
今回のエンジン警告灯が点灯する場合はエンジンの制御系などに何かしらのトラブルが生じている時に起こる警告です。
エンジン制御系のトラブルと聞くと大丈夫なんだろうかと思ってしまいます。
もちろん、ランプが付くことは何かしらの問題が起こっているから、ドライバーに警告してくれているのですが、エンジン警告灯に関しては今すぐ車が動かなくなるとか、突然車が燃えたりなどは起こらないので安心してください。
車によって警告灯のついている場所は異なりますが、エンジンスイッチを入れた状態の時は一斉に点灯して、システムが正常・異常を確認した後、エンジンを始動させれば問題がないものは消灯するしくみになっています。
もしエンジン警告灯が点灯した場合は、焦らなくて大丈夫なので、まずどこに異常があるか確認することから始めましょう。
車にはたくさんのエンジン系センサーが働いているので、どこに異常があるか自分では簡単にチェックすることが出来ません。
その際はディーラーや整備工場へ連絡をするとよいでしょう。
エンジン警告灯が点灯する原因
エンジン警告灯が点灯したらエンジンの制御系などに問題が生じている可能性が高く、考えられる原因について紹介します。
O2センサー(酸素センサー)
O2センサー(酸素センサー)やオキシジェンセンサーと呼ばれる、車の排気中の酸素量を測定する部品があります。
簡単に言うとこのセンサーが燃費を良くして走らせてくれる部品です。
このセンサーが正常に働いていたら、車は燃費を抑えて走行できていますが、センサーが壊れていたら燃費が悪い状態で走ることになります。
壊れていても走行できるようになっていますが、普通は燃費を抑えたいのでこれは困りますよね。
だいたいO2センサーは10年や10万キロまで持つようになっています。
部品代は車種により前後しますが25000円程度です。
センサーは車種により1つか2つ使用しています。
エアフローセンサー
次にエンジンを送る空気の量を測定するエアフローセンサーという部品があります。
放置しすぎると、エンジン不調、アイドリング不安定、エンストなどさまざまな症状がでてきます。
主な原因としては、エアクリーナーのメンテナンス不足が考えられます。
こちらはエンジンが止まってしまう恐れもあるのですが、エアフローセンサーは非常に丈夫に作られているので、基本的に壊れることは稀です。
バッテリー
バッテリーの端子がちゃんと繋がっていない場合とかにランプが点灯することがあります。
バッテリーは個人でも交換される方が多いので、わりと簡単に交換をされて終了される方が多いと思います。
交換した際にバッテリーの端子がちゃんと閉まっていますか?
端子を締めなおしてもそれでもランプが点灯する場合は、ディーラーなどに依頼して警告灯ランプのコンピューターのバグを消去してもらいましょう。
イグニッションコイル
エンジンの点火をする部品をイグニッションコイルといいます。
時々正常に点火されなかったりすると、警告灯が点灯します。
この部分が壊れると車は振動しながら加速が悪くなるので、運転していても何かおかしいとすぐ異変に気づくと思います。
カム角度・クランク角度センサー
こちらはエンジンのカムやクランクの角度を測るセンサーになります。
カムやクランクは高速で常に動き続けている為、正しい位置からズレが生じることがあります。
もしカムやクランクの角度にズレが生じても、エンジンは正常に動いていますが、燃費に影響がでてきます。
正常な位置に修理しないと燃費が悪い状態が続くので、修理を依頼する方がいいです。
各メーター周り
スピードメーター、タコメーター、燃料計など各メーターの異常にも原因となることがあります。
メーターそのものが故障するとエンジン警告灯が点灯します。
車がすぐに動かなくなるとかはないですが、メーターが正しく動作しないと困るので、出来る限り早く修理に行きましょう。
電気系統系センサー
エアコン・オーディオシステム、パワーウィンドウ、充電系統など車の走行と安全に重要にかかわるセンサーが異常値を検知するとエンジン警告灯が点灯します。
エンジン警告灯が点灯した場合の対処法とは?
エンジン警告灯が点灯しっぱなしでも走行に問題はないので大丈夫ですが、どこに問題があるか判断するのは簡単には出来ません。
そのため慌てずにディーラーや整備工場へ連絡して、原因を把握することが肝心です。
エンジン警告灯が点灯している状態で運転してよいのだろうか?
実際のところ、エンジン警告灯が点灯していいても、エンジンに問題がなさそうと思ったら、とりあえず運転しても問題はありません。
なぜなら、メーターの警告には赤いランプと、黄色のランプの2種類あります。
信号と同じように、赤いランプが点灯している場合は、すぐに運転をやめなければいけませんが、黄色のランプの場合は、異常は出ているが運転は可能であるという意味で捉えてください。
また、ディーラーに持っていく前にエンジン警告灯が消えてしまう場もありますが、車のコンピューターはエンジン警告灯が点灯したことを記録していますので、そのままディーラーに預けてしまっても問題ありません。