家庭菜園の害虫駆除は酢のスプレーで対処!毛虫を追い払い無農薬野菜を作ろう。
家庭菜園をしていると、切っても切り離せないのが「害虫」!
せっかく育ってきたのに虫がついて荒らされるとがっかりしますよね。
元気に育ったから虫が寄ってくるのもわかるけど、何とかしたい。
だけど自分で育ててるのに化学農薬を使うのは気が引ける。
そんな時に役に立つのが「酢」!
それでは害虫駆除に役立つ酢のスプレーの作り方を紹介します。
害虫駆除の強い味方の「酢」のスプレーの作り方
酢のスプレーのレシピ
・酢:1カップ
・すりおろしにんにく(刻みにんにくでも可):大さじ1杯
・水:1リットル
酢のスプレーの作り方
「クッキングオイル」と「酢」と「にんにく」と「水」スプレータイプのボトルに入れてシェイクしたら出来上がり。
使用方法は説明するまでもなく、害虫にスプレーでするだけです。
特にアオムシやアブラムシを追い払う効果があります。
木酢液スプレーの作り方と効果
木酢液とは、炭を作る時に出る水蒸気を冷やして、液体にしたものです。
成分は酢酸・アセトン・アセトアルデヒド・フェノール・木タール・メタノールなどで、その他にも200種類以上もあります。
初期の段階では有害な成分を含んでいる場合が多いので、数か月間放置してから、ろ過をして有害成分を取り除きます。
最近では適当な作り方により、有害物質がしっかりろ過されていない木酢液が、安価に出回ってきています。
木酢液を購入される際は、ラベルの説明書をよく読み、きちんとした製法により有害物質が含まれていないものを選びましょう。
木酢液のスプレーの作り方
水:1L
木酢液:小さじ1杯
スプレー付きのボトルに水と木酢液を混ぜてシェイクすれば出来上がり。
木酢液に含まれる酢酸やアルコールには、殺菌や菌の生長を抑える効果があります。
そのため園芸の他に、水虫の治療で使われます。
また土壌に散布することにより微生物の活動が活発になり、発芽や発根を促進させてくれます。
ですがこの反応が木酢液のどの成分によって起こっているのかは、まだ解明されていません。
また木酢液の香りを苦手とする生き物が多く、害虫だけでなく野良猫除けの効果も期待できます。
家庭菜園の天敵の害虫の種類
繁殖力の強いアブラムシ
アブラムシ上科に属する昆虫の総称で、別名「アリマキ」とも呼ばれます。
体長は2~4mm程度で、日本だけでも700種類以上生息しています。
集団で移動し複数の植物に寄生するアブラムシと、特定の植物にしか寄生しないアブラムシがいます。
またアブラムシはメスだけで子供を産むことができる単為生殖です。
春や秋の繁殖期になると毎日卵を産み、10日くらいで成虫になり、また新しい卵を産みます。
繁殖力が非常に高いため、気づいた時には凄い数になってることも珍しくありません。
また身を守る力の弱いアブラムシは、甘い排泄物を出してアリを味方につけ、外敵から身を守ってもらいます。
アリマキの由来はここからになります。
生息域の広いカイガラムシ
蝉やアブラムシ、カメムシなどの仲間の昆虫です。
熱帯から亜熱帯に生息し、カイガラムシ上科という分類には、全世界に7,000種以上もあり、日本国内では約400種類も確認されています。
植物の生える場所であればどこにでもいます。
モンシロチョウの幼虫のアオムシ
モンシロチョウの幼虫でアブラナ科に発生します。
体が緑色で緑色の植物に発生するので同色化し、よく見逃してしまいます。
嫌われ者のナメクジ
カタツムリと同じ貝類です。
食べ物はさまざまで植物や動物の死がい、またミミズや他のナメクジなど。
ナメクジは塩をかけると溶けるといわれています。
ですが実際は、体内の水分が吸収されて透明な皮だけを残します。
それにより溶けてるように見えるだけです。
害虫駆除に効果的な方法とは?
アブラムシとカイガラムシに効果的な方法は、「酢」や「牛乳」。
ナメクジに効果的な方法は、ビールの瓶を置いておくことより、ビール瓶の中に落ちる。
その他にも唐辛子スプレーも害虫駆除の対処方法になります。
愛情込めて頑張って育てた野菜なので、害虫が発生すれば直ぐに駆除し、無農薬野菜を作りましょう。