ぼくは明日、昨日のきみとデートするが映画化!原作に忠実な結末が切なすぎる。

ぼくは明日、昨日のきみとデートするが映画化!原作に忠実な結末が切なすぎる。

人のことを真剣に好きになる純愛。

みなさんは大人になるまでに一度は経験されているのではないでしょうか?

頭の中が真っ白になるくらいまで相手のことを想う気持ち。

なぜか急に胸が苦しくなるような身体の衝動。

もはやこの世代における特権といっていいのではないでしょうか?

年齢と共にだんだん経験が増えていき、忙しい社会人になると純愛なんて忘れてしまいますよね。

自分がかつて学生時代に純粋なくらい人を好きになった事があったことさえ忘れてしまいます。

それはなんとなく寂しいですよね。

今回はそんなみなさんの昔の気持ちを呼び起こすような淡い甘い話題作を紹介したいと思います!

2014年7月から約130万部を超えミリオンセラーの「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」です。

この度なんと映画化することになり12月より上映開始するのです!

関心の高さがうかがえますね?

映画や小説の舞台となった場所はものすごい人でごった返しになっているそうです。

舞台である地元京都ではちょっとした社会現象でしょう。

一体この作品の何がそこまで多くの共感を呼ぶのでしょうか?

どうしてこんなに売れて映画化されているのでしょうか。

これからそのあらすじから内容までご紹介しましょう!


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高寿と愛美の出会い

物語の主人公は美大生の南山高寿と美容師専門学生の福寿愛美。

高寿が電車で通学中に込み合った朝のラッシュで愛美をみつけます。

そして、そこで一目ぼれをします!

普段内向き志向だった高寿は気持ちを決めて愛美に気持ちを伝えます。

そして高寿の気持ちに愛美がこたえて交際がスタート。

物語のはじまりはこのような感じです。

恋愛小説での人を好きになる大事な導入部分です。

この物語をスタートさせる高寿の想いを伝える気持ちの表現の仕方がなんとも素晴らしい!

きっと著者の七月隆文さんの実体験なのでは?

と思ってしまうほどリアルに、そして繊細に書かれています。

高寿が愛美をみて電車から降りて想いを伝えるところまでの書き方がすごく印象的です。

きっとここで読み手に自分自身の過去の記憶や気持ちを鮮明に蘇らせるのです!

あの多感な十代や二十代のときに味わった淡い気持ちを!

このあたりの感情を揺さぶる表現力はさすがです。

あまりにも純粋で細かい表現が本を読み始めてたった15ページくらいでいきなりドーンと来るのです!

まずここで読み手の心を鷲掴みといったところでしょうか?

最初が強い印象であるために先の展開がとても気なっていきます。

そして、つぎに徐々に二人の距離が近くなっていき微笑ましい展開になっていくのです。

一緒にピザを食べたり扇子屋を眺めたり、高寿が愛美を友人に紹介してうまい具合に冷やかされたりします。

男同士ってこういう場合必ず冷やかしますよね。

でも内心は友人が紹介してくれることを嬉しく思っていますよね。

このあたりは本当に愛し合う二人が描かれていて読んでいるこちらも温かい気持ちになります。

ところが愛実の衝撃的な告白に事態は変わっていくのです!

愛美が高寿の部屋に行った帰りに話が変わっていきます。

ここがらがこの物語のポイントとなります。


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愛美の告白

みなさんはこの題をみて不思議に思いませんか?

通常の日本語の時間軸からいったらおかしいですよね。

「昨日のきみ」っていったい誰の事を指すのでしょうか?

もちろんこの物語はほぼ二人しか出てきませんから愛美のことなのですが。

わかりやすく言い換えると高寿にとっての愛美は昨日からくる人物なのです。

要するに時間の流れで高寿が未来へ進んでいるのに対して、愛美は過去へ時間軸が進んでいるのです。

高寿が10歳の時愛美が30歳、高寿が15歳の時愛美が25歳、高寿が35歳の時愛美が5歳という時間の流れなのです。

そして愛し合うふたりがお互い20歳でいられる時間はたった40日しかない。

なぜなら愛美は別世界の人間で5年ごとに40日だけ、高寿がいる世界に来ることができるのです。

どうしてそんな設定になっているのだろうと必ず疑問が湧いてきますが、それはいったん脇において話をすすめます。

この本にはその理由や背景までは一切書かれておらずその設定を素直に受け入れたほうが楽しめるからです。

この小説を短くあらわすとすれば、たった40日のはかない恋愛ストーリー。

という言い方ができるでしょう。

そして、このたった40日で二人の気持ちが時間の流れに抗う姿がとても胸を打ちます。

お互い愛し合う二人が少しでも長く一緒にいたい!

でもそれが許されない!

このあたりの二人の感情の揺れ具合が具体的でスッとイメージできます。

この二人の時間の感じ方の違いがうまく描かれています。

このあたりが読んでいてググッとくるところです。

人によっては涙するところではないでしょうか。

特に泣きそうになるのが愛美の感情です。

高寿は未来へ進みますから記憶が忘れることはないのですが愛美は過去に進むので高寿の記憶をだんだん忘れる訳です。

このあたりがとても切なくて切なくて。

最後は何事もなかったように愛美が消えて静かに終わっていきます。

限りがありはかないもの

この本が多くの人の共感を呼ぶのは、切なくてはかない事がうまく伝わっているからではないでしょうか?

私たち日本人は古くからはかないものに対して感情移入する傾向があります。

桜をよく好みますよね?

日本人はなぜあんなにお花見が好きなのでしょうか?

桜とは一年でたった1週間ほど見事な桜を咲かせますが、アッという間に散ってしまいます。

桜のはかなさを描いた短歌や随筆など何年も前からありますよね。

現代においても3月から4月において桜が散るテーマの曲がヒットしますよね。

ということは何年も前から私たちにはDNAレベルではかないものに対して素晴らしい美的感覚を持っているのです。

だからたった30日のこの恋物語対して、はかなさを敏感に感じ取るのではないでしょうか。

そしてそんな感覚で桜をみる事のように楽しんでいるではないでしょうか。

この作品はそんな桜をみるような感覚を呼びおこさせる。

なおかつ私たちの青春時代の桜色の淡い記憶を蘇らせる点で話題を呼んでいるのかもしれませんね。

忙しい社会人の方には、少し喧騒やストレスをわすれさせてくれる一冊ではないでしょうか。

そして、この映画の公開日は2016年12月17日です!

  • 高寿役:福士蒼汰(主演)
  • 愛美役:小松菜奈
  • 監督:三木孝浩

福士蒼汰さんは身長が高くていかにも知的な美大生という感じで高寿の純粋さがにじみでていますね。

小松菜奈さんは少し和風の品のいい清楚なところがとてもいいですね。

このキャティングも原作にかなり近い感じがして、まさに本を忠実に映画化したと言っていいでしょう!

この二人が描く切なくてかけがえのない40日間。

本と共に映画も是非おすすめです!


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