【FT-1最新情報】値段と合わない驚異のスペック!トヨタがついに本気に。

スープラが「FT-1」との名前で2016年11月に復活します。
発表日が延期されており、正式発表されましたらお伝えいたします。
現在トヨタとBMWが共同開発をしていて、デトロイトモーターショーでお披露目しました。
披露したことにより、フォルムのカッコ良さや近未来的なデザインのため、たちまち話題となっています。
発売はまだ先ですが、現在「FT-1」の最新情報とトヨタの想いを紹介していきます。
「FT-1」のスペック
BMWはZ4の後継車となる車をトヨタと共同開発しています。
これにより、「Z4の後継車」と「FR-1」は「トヨタの86」と「スバルのBRZ」のような兄弟車になります。
国を越えての兄弟車は珍しいですね。
車両スペックや特色
「FT-1」
【スペック】
全長:4500mm
全幅:1830mm
全高:1200mm
ホイールベース:2500mm
車両重量:1450kg
駆動方式:FR(フロントエンジンリア駆動)
ボディー:カーボンコア
■3000cc
エンジン:6気筒ターボエンジン
トランスミッション:8速AT
最高出力(馬力):330馬力
最大トルク:40.8kgf.m
排気量:3000cc
■2000cc
エンジン:直列4気筒ターボエンジン
トランスミッション:8速AT
最高出力(馬力):260馬力
最大トルク:35.7kgf.m
排気量:2000cc
■トヨタハイブリッドバージョン
エンジン:直列4気筒ターボエンジン+ハイブリッドモーター
トランスミッション:8速AT/6速MT
最高出力(馬力):400馬力
最大トルク:45.8kgf.m
排気量:2500cc
※エンジンがかわると車両重量もかわってきます。
【特色】
トヨタのブランドの意地と誇りをかけたコンセプトカーであるFT-1。
BMWとの共同開発によって提供されるとされている直列6気筒ターボ・エンジンを搭載し、世界最速のスポーツカーを目指している。
シルクロードと呼ばれる同モデルの開発コードですが、その中にハイブリッドエンジンの開発予定はないとの見方が強く、あくまで昔ながらのガソリン車として勝負をかける見込み。
また設立40周年を迎えたトヨタの米国デザインの拠点となるCalty(キャルティ)が「FT-1」のデザインを担当。
このデザインにたどり着くには並々ならぬ苦労があり、遡ることトヨタの名車2000GTが発売された1967年から現在に至るまでのトヨタのスポーツカーの歴史を紐解きながら情熱を注ぎこのフォルムが生まれた。
【外装・内装の特徴】
エンジンフードの三分の二がスケルトンになっておりエンジンの上部とカーボン製のタワーバーが目に入ってきて、レーシーさを演出。
リアウィングは車速により自動で変更するタイプで、通常の低速走行時はトランクの一部として格納されており、設定速度に達するとダウンフォースを得るために自動で起動する。
また足元のアルミホイールは大口径で20インチ以上はあると予想され、その奥に見えるブレーキキャリパーは赤く塗装されたトヨタのロゴ入りの6ポットを使用しており、「FT-1」の運動性能を止めるための必需品。
内装はシックな淡色と奇抜な赤色の設定があり、それぞれハンドル・シート・ドアにその色を配色している。
その他の部分は黒で統一されています。
ハンドルの中央にはシフト位置と走行ポジションが表示され、AT車の場合はパドルシフト(任意でシフトチェンジできる機能)が取り入れられている。
肝心なシートは、スポーツカーならではのホールド性に優れたセミバケットシートを採用しており、運転中もドライビングポジションを損なわない優れものです。
また2ドアクーペですが、リアには気持ち程度のシートが備え付けられていて、一応4人乗りになるみこみ。
これらのことからトヨタ自動車の知識と技術がすべてこの1台に濃縮されているといえますね。
※具体的なスペックについてはまだ正式発表ではなくあくまで予想数値
80スープラ
全幅:1810mm
全高:1275mm
ホイールベース:2550mm
車両重量:1510kg
エンジン:2JZ GTE
最高出力(馬力):280馬力
最大トルク:44.0kgf.m
排気量:3000cc
駆動方式:FR(フロントエンジンリア駆動)【特色】ラテン語で「至上かつ最高」との意味があるスープラ。
かつてはGT500に参戦してライバルのNSXやGTRと死闘を繰り広げていました。
当時の最高技術がこのスープラに濃縮されており、時代の最先端を歩んでいた。
後ほど、スープラの歴史と題しまして様々なことを紹介していきます。
またZ4の後継者なのでZ4のスペックも調べてみました。
Z4
全長:4255mm
全幅:1790mm
全高:1280mm
ホイールベース:2495mm
車両重量:1500kg
エンジン:S54B32
最高出力(馬力):343馬力
最大トルク:37.2kgf.m
排気量:3200cc
駆動方式:FR(フロントエンジンリア駆動)【特色】BMWの特徴ともいえるエレガントなデザインで内装も外装も施されていて見るのもを魅了する。
またZシリーズはロングノーズが特徴的。
運転席に座りエンジンをかけアクセルを踏み込むと、ドライバーは車と道路との結びつきを感じることができるダイナミックかつ繊細に開発された車。
今回3車種を比べてみましたが、ほとんど同じでした。
今後発売までの間にどれだけ変化するか楽しみです。
「FT-1」の販売時期や価格は?
発売時期
公式発表はまだですが、順調にいけば2016年11月に発売される予定です。
販売価格
400万~700万
Z4の値段を参考にすると400万~850万ですが、一番高いグレードはコンバーチブルになります。
またエンジンが2.0Lのグレードは400万円から販売されています。
様々な情報誌にも4万ドル~5万ドルが有力視されていますので、500万~600万円が本命になりそうです。
なぜここまで安くできるのか?ですが、BMWの7シリーズでも採用された「カーボンコア」を普及させたいのが狙いでもあります。
※カーボンコアとは、炭素繊維を使用した軽量なボディー技術で強度も優れている素材。
スープラの歴史
もともとスープラの名ではなく「セリカXX」でした。
アメリカにセリカXXを輸出した際に、当時のアメリカの成人向けの映画では「Xの列記」がされていました。
それを避けるために「スープラ」に名前を変えて輸出していました。
初代のセリカXXは1978年~1981年に販売、2代目のセリカXXは1981年~1986年に販売されていました。
私は初代のセリカXXは走っているところを見たことありませんが、2代目はむかし走っているのを見た記憶があります。
懐かしいですね。
3代目から国内でもスープラの名前で販売されるようになりました。
この時のスープラのキャッチコピーは「TOYOTA3000GT」で、2000GTを意識していました。
発売期間は1986年~1993年。
当初は2.0Lエンジンの1G-EUだけでしたが、1Gのツインターボが加わり、3.0Lエンジンの7Mも追加されました。
また1987年からはブリスターフェンダーは輸出仕様だけでしたが、国内でも採用され3ナンバー仕様のボディーが加わりました。
さらに1990年8月にはマイナーチェンジが行われ、2.5Lの1JZが追加されサスペンションの見直しも行われました。
この時の馬力は国内最高の280馬力。
また3.0Lの7Mエンジン限定で「グループA使用」が500台の販売され、特徴としてフロントバンパーに「ターボAダクト」が埋め込まれていました。
ターボAが、かなり人気だったことは覚えています。
この3代目スープラが70モデルになり、バブル全盛期のハイパワー使用でした。
同じ車種でエンジンを3種類も用意されているのは、今では考えられないですね。
次が4代目になり最後のスープラ(80モデル)になります。
キャッチコピーは「THE SPORTS OF TOYOTA」でデトロイトモーターショーにて公開されています。
「FT-1」と同じデトロイトモーターショーから始まってますね。
デザインも3代目からは一新され当初は斬新なフォルムでした。
また内装もドライバーを本気にさせるような作りで、まるで飛行機のコックピットのように、計器類が全て運転手の方を向いていました。
エンジンは3.0Lの2JZを搭載し、パワーとトルクは凄まじくアメリカを意識させてくれました。
そのパワーに対応すべくミッションは6速を採用。
販売期間は1993年~2003年。
チューニング期真っ只中だったので、チューニングのベース車両として購入する人も多かったですね。
【FT-1最新情報】のまとめ
スープラは生産中止から13年が経ちました。
トヨタがもう一度運転することの楽しさをみんなに伝え、乗る人すべてにワクワクやドキドキ感を味わってもらうために「FT-1」の開発を進めてきたのが伝わりますね。
またハイブリッドが採用されれば、プリウスで培ったトヨタ独自のノウハウを「FT-1」に注入できるので、燃費のいいスポーツカーになり、車好き以外の人からも注目されることでしょう。
車離れした若い世代の人たちにも影響を与えてくれそうです。
発売が待ち遠しいです。