金魚は病気で沈む!水槽での飼い方次第で寿命が延び白点病も予防できる。

金魚で馴染みの深いのが金魚すくい。
ノリで金魚すくいをしてしまい、飼い方も知らないのに持ち帰り自宅で飼うことに。
なんて経験ありますよね。
水槽やバケツに金魚を移し替えて、飼い始めたのはいいけど次々に死んでしまい、楽しい金魚すくいの思い出が悲しい思い出に・・・。
その体験を繰り返さないために、正しい金魚の飼い方を覚えておきましょう。
また金魚の病気に「沈む」病気があります。
沈む病気の防ぎ方やほかの病気の対処の仕方なども紹介していきます。
金魚が沈む病気って何?
金魚には浮袋があります。
沈むということは、浮袋が完全に潰れた可能性が高いです。
仮に少しでも浮袋が残っていれば、頭を下や上にした状態で水面付近を泳ぎます。
また、お腹にガスが溜まってる場合は、お腹を上にしてひっくり返った状態になります。
これらを転覆病といいます。
魚の浮袋は胃袋と繋がっており、胃の調子が悪いと胃袋に影響がでます。
逆に考えれば胃袋が正常になれば転覆病も治り沈まなくなるというわけです。
ですので、消化のいい餌を与えれば胃腸も整い元気な姿に戻ります。
水槽の選び方と飼い方
今回は金魚すくいですくった金魚を飼育することにします。
まずは金魚すくいで何匹すくったかにより、水槽の大きさがかわります。
水槽の多きさと金魚の数
・水槽が45cm以下
3cmまでの金魚なら6~7匹
5cmまでの金魚なら3~4匹
・水槽が60cm幅
3cmまでの金魚なら10~12匹
5cmまでの金魚なら6~7匹
6cm以上の金魚なら3~4匹
・水槽が90cm幅
3cmまでの金魚なら15~18匹
5cmまでの金魚なら8~9匹
6cm以上の金魚なら5~6匹
この大きさが目安になりますが、水槽は大きければ大きいほうが酸素不足にならないのでいいです。
水槽セットを選んでくださいね。
次にセット内容のものをセットしていきます。
水槽を洗いアクセサリーを入れて、ポンプをセットする。
水を入れてカルキ抜きをしてポンプを作動させる。
この時に水を安定させるのに1週間~1ヵ月くらい放置すれば、環境が整います。
ですが金魚すくいの金魚なので、その日のうちに飼うことになるでしょう。
金魚を飼う上でのポイントは水槽の大きさと水質になります。
金魚の寿命は何年?
上手に育てれば金魚の寿命はなんと30年もあります。
ですが環境に適合できなかったり、病気になったりして実際は10分の1の3年程度になります。
しかし金魚すくいで持ち帰った金魚は準備と知識のない飼育環境の中で、一週間ももたずに大半が死んでしまいます。
水槽の立ち上げが上手くいっても、体調不良や新しい金魚を水槽に追加した時に起こる寄生虫の蔓延などで数ヶ月~1年ぐらいの間に死んでしまうことも多いです。
このことから金魚がストレスなくのびのびと飼われていれば、寿命も延ばすことができます。
金魚の病気「白点病」の対策
白点病とは、しっぽに白い点々ができる病気です。
原因は、汚染された水や魚からになり、イクチオフチリウスという病原虫が金魚の体に寄生することにより発症します。
この病気にかかると体を底砂や石にこすりつける行動をとります。
また金魚がかかる病気で一番多いのは白点病です。
白点病対策
白点病の原因は、汚染された水や魚からなので、水槽の水の入れ替えをこまめにしないといけません。
また白点病で死んでしまった金魚には病原虫が寄生していたはずなので、これらを駆除しなければいけません。
市販の薬で駆除できるものがあるのでそれらを使います。
また内容物に塩が入っていれば水草をからしてしまうので、薬を使うときは水草を違う所に保管しておいてください。
塩浴治療法
白点病にかかってしまった金魚に塩浴をさせて回復させる方法があります。
まず塩浴の作り方は、水1Lに対して岩塩10g。
水を増やす場合はこの割合を守りましょう。
塩浴ができたら白点病の金魚を1時間泳がせます。
1時間泳がせたら金魚をもとの水槽に戻します。
白点病の予防対策については、水温を27~30度に保つこと
新しい金魚をすぐに水槽に入れるのではなく、数日間様子見をしてから良さそうなら、他の金魚と同じ水槽に移す。
白点病の症状
・体を底砂にこすりつける。
・奇妙な泳ぎ方をする。
・白い糞をする。
・呼吸が早い。
これらの症状がでたら白点病の可能性が高いので、塩浴をさせてください。
金魚をストレスから守り、快適な環境づくりを心掛け寿命も延ばせるようにしましょうね。