加熱式タバコの3種類を徹底比較。「プルームテック・グロー・アイコス」あなたに合うのは!?

昨今では、喫煙者への風当たりが非常に厳しくなっています。
喫煙所は段々と数が減り、タバコ税も増え、そしてタバコ自体も値上がり……
普通に喫煙して暮らす分には、随分と厳しい世の中になってしまいましたよね。
そこで注目を浴びているのが、加熱式タバコです。
これは健康被害もなく、更に臭いや煙も控えめとあって、家の中での喫煙を許されることも多くなっています。
そのため、今加熱式タバコが急速にシェアを伸ばしているのです。
それを象徴するかのように、タバコ界の重鎮3社が今、加熱式タバコに参入してきています。
まずは世界1位の企業「フィリップモリス」がiCOS(アイコス)を。
そして世界2位の「BAT」がglo(グロー)を。
世界3位の「JT」がPloomTECH(プルームテック)を販売しました。
iCOSが全国展開の先駆けとなってはいますが、他の2つもそれを追いかける形で追随し、シェア争いはまだまだ熱くなっていくと考えられます。
さて、ここで気になるのが現在日本で展開しているこの3つの加熱式タバコの内、どれを買えばよいのか?ということです。
せっかく買うのですから、一番いいものを買いたいですよね。
しかし、結論から言ってしまうとこれ!というものはありません。
タバコの銘柄がそうであったように、人それぞれ、おススメできるものは違うのです。
そこで、ここではアイコス、グロー、プルームテックの3つを比較し、それぞれの特徴を述べていきたいと思います。
それぞれの特徴を理解し、自分にあった加熱式タバコが、一番いいものに違いありませんからね。
加熱式タバコと電子タバコと紙巻きタバコの違い
3種類の加熱式タバコを比較する前に、そもそも加熱式タバコとは何?ということを解説したいと思います。
通常の紙巻きタバコは先端に火をつけ、そして煙を吸い込み、吐き出します。
一方の加熱式タバコは専用の煙草スティックを本体に差込み、内部で葉を加熱することで水蒸気と共に味とニコチンを吸い込みます。
なので出る煙もありませんし、それから火も使わないというわけですね。
一方の電子式タバコは電気を使ってリキッドを蒸気にし、その蒸気をタバコが詰まったカプセルを通過させることでフレーバーの風味を摂取します。
煙も火も使わないという点では一致しています。
灰が落ちないので、燃え殻もなく、そのままさっとゴミ箱に捨てられてしまう点も普通のタバコにはない利点ですね。
更に、直接葉を燃やすわけではないので健康被害も抑えられる点も見逃せません。
初期費用の面さえ考えなければ、加熱式タバコ・電子式タバコはまさにクリーンな新時代のタバコだというわけですね。
参考までに、グローとアイコスが加熱式タバコ、プルームテックが電子式タバコという区別になっています。
プルームテックの「特徴・利点」まとめ!
プルームテックはJTから発売されている電子型タバコです。
最大の大きさは持ち運びが便利というところにありますね。
本体の重さはわずか17g。
ほとんど普通のタバコと変わりません。
更に、普通のタバコや加熱式タバコにはできない「チョイ吸い」が出来るのも大きな利点といえるでしょう。
プルームテックは上記の通り電子式タバコなので、1回だけ吸って止めることができるのです。
普通のタバコや加熱式タバコは一度吸いはじめたら1本吸い終わるまで吸わなければならないのですが、プルームテックはその限りではありません。
喫煙に時間をとられないのは、プルームテックならではの利点といえますね。
更に加熱に時間をとられないのもプルームテックの大きな特徴です。
他の2つは加熱に時間がかかるため、少しだけ待たなければなりません。
一方、プルームテックはとにかくインスタントに吸うことが出来ます。
ゆっくりとタバコ休憩を取ることが出来ない人は、プルームテックがマストバイだといえるでしょう。
一方、プルームテックは充電しながら吸ったり出来ず、また専用の充電器でなければ充電できないという弱点を抱えています。
更に、プルームテックに関することでよく言われるのが、「味が薄い」ということです。
慣れればどうということはないという人も多いのですが、きついタバコになれた人にとってはかなり薄味に感じてしまいます。
グローの「特徴・利点」まとめ!
グローの大きな特徴はバッテリーと本体が一体化していることです。
これによって、一々細かいものを持ち運ばなくても済みますし、「あれどこにやった……?」と悩まなくてすみます。
更にもう1つの特徴として、連続で使用することが出来るという点があります。
グローは一度加熱を完了しさえすれば、1本すい終えても、もう1本吸うことが可能なのです。
これは他のものにはない利点ですね。
ほかのものですと、吸いおわり、タバコを取り出す、もう一度加熱……といった手順を踏まなければなりません。
一方、グローはバッテリー一体型であるがゆえに、他のものと比べると重く、大きいという弱点を抱えています。
大きいといってもきちんとポケットには入るサイズなのですが、他の2種類と比べると内ポケットに入れる分には少々大きいかなと感じますね。
また、加熱時間が40秒と他のものと比べると長い点は欠点といえます。
その上、喫煙可能時間は3分。
人と話しながら吸う際には、グローは少々向いていないかもしれませんね。
アイコスの利点・特徴は?
アイコスの最も大きな利点は、吸っていて味が一番タバコらしいというところです。
どうしても味がしない、味が薄いとなると、タバコフリークの人としては加熱式タバコに移る利点がありませんからね。
かなりタバコらしいと表現する人も多く、タバコが好きな人にはおススメできます。
加熱時間も20秒と短く、更にグローと比較しても6分ほど持ちます。
6分もあれば、普通のタバコを吸っている人たちと談笑する時間を作れますね。
すでに全国展開が完了している点も大きな強みで、その気になれば近くのコンビニでタバコを補給することも可能です。
アイコスの利点は、このようにタバコが好きな人ほど実感しやすいものとなっています。
一方、アイコスは加熱時間のせいか「加熱ムラ」がでる頻度が高くなっています。
加熱ムラがあると、ほとんど味のしない部分とやたら味の濃い部分があり、1本を無駄にしたような気分になってしまいます。
加熱ムラの解消法もいくつかはあるのですが、長く使用しているとどうしても発生してしまうようです。
加熱ムラがあった場合でもグローのように次々と吸うことは出来ず、再充電が必要なので、その点は要注意ですね。
あなたに合うおススメは?
加熱式タバコに求めるものが何なのかによって、おススメできるものが異なってきます。
普通のタバコの代理として、タバコらしさを求めている人にはアイコスをおススメしたいと思います。
味が一番タバコらしいですし、喫煙可能時間も6分と長いので、ゆっくりと喫煙することが出来ます。
一方、プルームテックは味が薄いので、濃いタバコを吸いたい人にはおススメできません。
グローは勿論プルームテックに比べると味があるのですが、タバコらしさという点においては、アイコスに軍配があがるようです。
加熱式タバコに使いやすさを求めているのであれば、グローがおススメできます。
何よりバッテリーが一体となっている上に吸い終わりも吸い始めも楽なので、さっと使えてさっと吸い終われます。
充電もマイクロUSBで可能ですし、更に充電器を持ち運ぶ必要もありません。
3種類の中で最も使いやすいのは、自信をもってグローだといえます。
加熱式タバコに臭いのなさ、クリーンさを求めているのであればプルームテックでしょう。
他のものと比べても全く臭いがなく、非喫煙者でも気にならないレベルです。
当然口の中からタバコ臭もしなくなるので、非喫煙者と話す機会の多い人や家の中で吸いたい人はプルームテックを選択するべきでしょう。
以上、加熱式タバコ3種類の比較でした。
定価はそれぞれプルームテックが4000円、グローが8000円、アイコスが9980円となっています。
値段と自分の重視する点を天秤にかけて、後悔のしない買い物をしたいところですね。