iPad Pro2「12.9インチと9.7インチ」の違いを徹底比較。購入するならどっち?

12.9インチiPad Proが登場したのは2015年11月、9.7インチiPad Proは2016年3月に登場しました。
そして今年、業界のあいだでは次期iPad Proがまもなく発表されると噂されており、その新機能やデザインについてさまざまな情報が飛数多くび交っています。
また、新たに10.5インチサイズのiPad Pro2が追加されるとの情報もありますが、まずはラインアップされている「12.9インチ」と「9.7インチ」について、これらのサイズが次期iPad Proでも引き継がれると想定し、今回は両サイズの違いについて徹底解説していきたいと思います。
iPad Pro2はどうなる?変更点まとめ
まずは、iPad Pro2がどう進化するのか?現在までに出ている情報(噂)をまとめていくことにします。
デザインが変更について
ディスプレイの縁(ベゼル)が細くなって狭額縁デザインになると言われており、FaceTimeカメラがある画面上部に関してはベゼルが残るものの、そのほかのベゼルは細くなる(または無くなる)とのことです。
また、狭額縁になることでそのぶんディスプレイサイズが大きくなるとの情報もあり、これまでの9.7インチと12.9インチに加えて新たに10.5インチサイズもリリースされると、サイズについてはさまざまな情報があります。
ホームボタンについて
先ほど、FaceTimeカメラがある画面上部以外は狭額縁になると伝えましたが、これはホームボタンがある画面下部についても例外ではなく、iPad Pro2からホームホタンが廃止されるのではないかと考えられます。
ちなみに、iPhone7ではホームボタン部分に「タップティックエンジン(Taptic Engine)」とよばれる感圧式のセンサーを搭載し物理的には一切動かない板に変更されたことで、事実上ホームボタンがなくなったことを意味します。
もし、この流れがiPad Pro2にも引き継がれるとなれば、同じように“物理的には一切動かない板”に変更されるはずですが、今回はどうやら違うようです。
その根拠としてアップルは昨年、ディスプレイに指紋センサーを埋め込む特許をアメリカで取得しており、さらに今年に入ってから「ディスプレイから指紋を読取る特許」を取得したと海外で伝えられたためです。
つまり、これまで指紋センサーを埋め込むためにあったホームボタンは不要ということになるため、狭額縁デザインでホームボタンのないiPad Pro2が出るという情報はある程度信憑性があることになります。
12.9インチと9.7インチの違いを比較
続いて、現在販売されている12.9インチと9.7インチの2モデルの違いを踏まえて、iPad Pro2における違いについても解説していきたいと思います。
まず、現モデルでの性能の違いは以下のとおりです。
12.9インチモデル
- ストレージ容量(Wi-Fi+Cellularモデル):128GB/256GB
- カラーバリエーション:シルバー・スペースグレイ・ゴールド
- 解像度:2,732×2,048ピクセル(264ppi)
- 8MPカメラ(iSightカメラ)
9.7インチモデル
- ストレージ容量(Wi-Fi+Cellularモデル):32GB/128GB/256GB
- カラーバリエーション:シルバー・スペースグレイ・ゴールド・ローズゴールド
- 解像度:2,048×1,536ピクセル(264ppi)
- 広色域ディスプレイ(P3)
- True Toneディスプレイ
- 4K HDビデオ撮影(3,840×2,160)
- 12MPカメラ(iSightカメラ)
「12.9インチ」と「9.7インチ」の違いまとめ
現時点ではおもに上記のような違いがあり、遅く発売された9.7インチモデルのほうが全体的にスペックが高くなっています。
これにiPad Pro2に関する情報をあわせると、12.9インチモデルについては主にカメラまわりのアップデートが中心となり、現在の9.7インチモデルのスペックにあわせてくることが予想されます。
また、9.7インチモデルに関しては、現在の12.9インチモデルと同様に「Apple Pencil」に対応すると予想されており、プロセッサーに関しては変わらず「A9X」(もしくは小幅なアップデート)で、一方の12.9インチモデルでは「A10X」にアップデートされると言われています。
12.9インチと9.7インチ、購入するならどっち?
購入を検討していく中で「どちらのサイズがいいのか?」といった悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
どちらも高額商品のため実際に両方を購入して試すのは難しいので、できる限り疑問点を解消してから買いたいものです。
12.9インチモデルのメリット・デメリット
- 大画面なので見やすい
- 入力デバイスとして最適
- 4スピーカーの迫力
- バッテリーの持ちがいい
デメリット
- 持ち運びが不便
- 価格が高い
9.7インチモデルのメリット・デメリット
- バッグに入れてコンパクトに持ち運べる
- 小さいのに妥協のないスペック
デメリット
- 入力が不便
- メモリが少ない
まず12.9インチモデルに関しては、その画面サイズによる恩恵はとても大きいように思います。
たとえば、アマゾン「Kindle Unlimited」やドコモ「dマガジン」などの電子書籍読み放題サービスを利用する際、紙の雑誌とほぼ同じサイズ感で読むことができるため、より自然に楽しむことができます。
また、Apple Pencilを使ってデザインを描いたり、専用キーボードを接続してテキストを入力する際も、9.7インチと比べて12.9インチサイズの方がより「入力デバイス」として威力を発揮します。
ただ、大きいぶん持ち運びには不便で価格も高くなっています。
そして9.7インチモデルに関しては、12.9インチモデルよりもコンパクトなので常に持ち出して外出先でも不便なく使えるうえ、12.9インチモデルに劣らず全部盛りのハイスペックであるため、どんな操作でもサクサク動くのが魅力です。
雑誌や漫画、クリエイティブな使用場面が多い人は12.9インチモデルのiPad Proを、持ち出したり手軽にウェブや動画を見たりするには9.7インチiPad Proを選択するのがオススメです。