ララランドのあらすじ(ネタバレあり)と感想!衝撃的な結末にリピーター続出。
2017年2月24日に公開される「ラ・ラ・ランド」。
日本でもすでに噂になっています。
それもそのはず、アカデミー賞の大本命映画ですので!
今回は、ラ・ラ・ランドのネタバレを挟みつつ、結末までお伝えしていきます。
ラ・ラ・ランドのネタバレとあらすじ
ラ・ラ・ランドは2016年にアメリカで公開された映画になります。
ジャズピアニストのセバスチャンと女優を夢見るミア。
字たりはお互いの夢の為にこの恋をどうするかを大いに悩むことになります。
目指すのはお互いに世界のトップの舞台。二人では目指せない、でも二人で目指したい。
恋と仕事と置き換えればそれはとても身近なテーマにもなりますが、才能あふれる若者の恋をハリウッドが制作すればこんなにもゴージャスなミュージカル映画になるというのもラ・ラ・ランドといってもいいでしょう。
衝撃のラストまで目が離せない作品といってもいい存在です。
注目すべき部分は衣装チェンジ!
ラ・ラ・ランドは衣装チェンジも素晴らしい映画です。
その回数は何と100回にもなっており、舞台や背景に這わせてはもちろんですがセバスチャンとミアの心の中をうつ際にも衣装はどんどんと変わっていきます。
衣装デザインはメアリー・ゾフレスであり、アカデミー衣装デザイン賞なども受賞している実力派であり監督をからは「存命で最も優れたデザイナー」といわれているほどです。
早業もあれば気が付いたら変わっていることもある。
瞬きするのがもったいないと感じるほどのテクニックと、感情を伝えてくる様々な色合い。
ミュージカルでの表現である色で気持ちを表すことを映画に取り入れているのもラ・ラ・ランドのチェックポイントの一つです。
映画を見ているのにミュージカルやダンスを見ている気分になれるほどです。
本格的ミュージカル
舞台演出をふんだんに使用するミュージカル仕立てをスクリーン越しに体験できるように衣装チェンジはもちろんですが場面の切り替えなどもめまぐるしいのがラ・ラ・ランドになります。
これは映画であってミュージカルであることを監督が意識している切り替えになり、繰り返し何度見たいと思わせる効果もあります。
実際にラ・ラ・ランドは1回だけではすべての衣装などを確認することができません。
あらゆる視覚的トリックなどをふんだんに使った仕組みが爆発的な人気を生み出しました。
1940年から現在まで。あらゆる時間軸をスクリーンに映し出したのが今作ラ・ラ・ランドといってもいいでしょう。
ミュージカルを見たことが無い人がほとんどだとは思いますが今作のラ・ラ・ランドはそんな人でもしっかりとミュージカルを楽しむことができます。
日本ではミュージカルはなじみがあまりないことがほとんどですがラ・ラ・ランドは映画であってミュージカルでもある優良な作品といってもいいでしょう。
主演女優はエマ・ストーン
代表作は「アメージングスパイダーマン」のヒロインであり、ハリウッドでも新進気鋭の活躍の女優になります。
主演のエマは舞台「キャバレー」を見に来た監督によってこの作品に主演に選ばれました。
エマ本人も15歳でハリウッドにやってきて以来オーディションの毎日であったことなどもあり、今作のヒロインの「売れない女優」もオーディション漬けの日々を思い出すことで非常にリアルな演技になったというほどです。
現在のエマからは想像もつかない売れない女優時代ですが、彼女のリアルがこの役には詰まっており見る側も思わず息をのむほどの感情移入ができてしまうほどです。
主演男優はライアン・ゴズリング
子役時代からハリウッドで活躍しており「ミッキーマウスクラブ」の少年がハリウッドの代表になりつつあるとさえ言われるほどの実力派です。
ライアンも今回は売れないジャズピアニストであり、エマ同様に子役の時代のオーディションの日々を思い出しながらリアルな演技を発揮しています。
ミュージカルは随所に
監督が舞台キャバレーなどをチェックしていることからもわかるようにラ・ラ・ランドはミュージカルが随所に含まれています。
ミュージカルとジャズは非常に相性がよく主演のライアンの演技が非常に重なります。
二人の恋はどうなる?
若い二人は夢を追いかけます。
ですがどうしてもお互いにうまくいくことはありません。
情熱だけではどうにもならないことをお互いに理解しているからこそ、ぶつかり合って求め合います。
これは普段の私たちにもよくあることであり、若さゆえにとった行動などを思い出す人も多いのではないでしょうか?
ミラはあくまで女優を目指しており、何度も何度も挫折を味わいます。そのたびにセバスチャンはミラを支えようとしますがお互いの気持ちが重くなってしまうことも多々出てきてしまいます。
女優もジャズピアニストも、まるで砂の中からダイヤモンドを見つけるような確率でしか得られない夢です。
かなっても端役や場末のピアニストかもしれません。それでも、目指すところは一番高いところであり、そのためにがむしゃらになることもたくさんあるのです。
ラストまで目が離せない、その衝撃的な展開とは?
ミラもセバスチャンもお互いの夢をかなえようとします。
そして時間は流れてラストシーンへつながっていきますが……この結末はぜひスクリーンで確かめてほしいというものになります。
二人はどのようになってしまうのか、なぜそうなってしまったのか。
一見するとただのラブストーリーやハリウッドの王道映画と思うかもしれません。ですがこのラ・ラ・ランドは一筋では終わらないお話です。
少年が男になり、少女が女になるように、このラ・ラ・ランドは結末で大きな変化を迎えます。
監督がなぜこの二人を主演にしたのか、なぜ衣装を100回も変える演出をしたのか、全てこのラストシーンにつながっているといってもいいでしょう。
もう一度見たい、それがラ・ラ・ランド
この映画は1回だけではなくリピーターが多いのも納得できます。
エンターテイメントとしてはもちろんですが、ラストシーンに行きつくいまでの二人の心に合わせた衣装やピアノをもう一度、もっと体験したいと感じる人が多いからです。
ラ・ラ・ランドはただのラブストーリーではありません。
心の中に眠っている気持ちや記憶をゆっくりと溶かしてくれる映画です。
その気持ちがリピーターを続出させているといってもいいでしょう。
モノクロームの記憶を鮮やかに。それがラ・ラ・ランドです。
2017年2月24日の公開をお楽しみに!