新型マーチの発売日などの最新情報まとめ。燃費や価格はどうなる?

2017年、日産から新たな新型車としてフルモデルチェンジされたマーチが発売されると噂されていますが、ノート e-powerが好調な日産から同じコンパクトカークラスでどんな車に仕上がって、世に出てくるのか楽しみなところですよね!
そんな新型 日産マーチ(海外名:MICRA)の気になる魅力について掘り下げていこうと思います。
日本国内での発売時期は?中止の可能性も
欧州での発売は正式に2017年3月となりましたが、気になる国内での発売時期はまだ未定となっています。
しかし、すでに海外で発売されるというだけあって大幅に遅れるということはなく、早ければ2017年夏までには国内でどういった動きになってくるのか、正式に何かしらの発表があるのではないのでしょうか。
一方で、従来のモデルと違い3ナンバーボディーサイズになったこともあり、国内での新型マーチ投入はないという情報もあります。
魅力ある新型車なだけに是非とも、国内販売を早い段階で決めてほしいものです!
日産 マーチとは
マーチは初代が1982年に発売されて以来、日産のコンパクトカーの代表格として常にラインナップされてきました。
現行型で4代目となるので、噂されている新型マーチは5代目となります。
歴代マーチは丸みを帯びたデザインから、女性にとって魅力的なデザインでありながらも、3代目だと「12SR」、4代目だと「NISMOバージョン」といった硬派なスポーティーモデルもラインナップされていて、走りの良さにこだわる男性にも人気の車でした。
しかし、車両本体価格が100万円を切り軽自動車よりも安いモデルがあったコンパクトカー市場も、近年ではハイブリッドやディーゼルエンジンを積んで走行性能をアップさせるだけでなく、質感や機能性も向上したことで価格帯が大幅にアップしてきました。
モデルライフも末期になりライバル車種と比べて、価格面以外での魅力の訴求力が希薄になったマーチは、好調ノートの陰に隠れた存在となってしまっている感は否めませんでした。
そうは言っても歴史と実績のあるマーチがついにフルモデルチェンジするとあって、やはり期待せずにはいられませんね!
新型マーチ(MICRA)のエクステリアデザイン
新型マーチは2016年の3月にジュネーヴモーターショーでお披露目された、コンセプトカー「SWAY」がベースになったデザインとなっているようです。
LEDヘッドライトが採用され、フロントグリルは大きな開口部に、今の日産の新型車(セレナ、エクストレイル、ノートなど)に採用されている「Vモーショングリル」が特徴的と言えるでしょう。
テールライトはノートを彷彿とさせるようなデザインとなっており、テールに向かって絞られたスタイリッシュなデザインとなっていることで、リヤゲートの開口部は決して大きくはないようです。
また、リヤのドアハンドルはサイドガラス後端の延長線上にあるCピラー部に位置しており、デザイン性を重視した場所に配置されたと言えるでしょう。
トヨタC-HRやホンダのヴェゼル等も同じ位置にリヤのドアハンドルがあるので、コンパクトカークラスでは流行りのデザインなのかもしれませんね!
全体的には従来の丸みを帯びたデザインと言うよりは、マーチの雰囲気を残しつつもよりスタイリッシュで、欧州市場のコンパクトカーを意識したようなエクステリアデザインになった印象があり、魅力的な仕上がりになっています。
またボディーカラーは判明しているもので8種類あります。
- オレンジ(イメージカラー)
- ブラック
- ホワイト
- シルバー
- グレー
- ブルー
- グリーン
- レッド
イメージカラーのオレンジ以外にも、ブルー・グリーン・レッドなど、個性的な色も用意されています。
インテリア(内装)のデザインは?
インテリアの質感もグレードにより変わってくるのでしょうが、既に出回っている写真を見ると、センターコンソール部やデコレーションパネル部にレザーが使われており、現行モデルに比べると大きく質感も向上していると見ていいでしょう。
ただ日産のコンパクトカークラスは、いずれもドアパネルや、ダッシュパネルのプラスチック感がどうしてもチープに感じる傾向にあります。
私自身、以前にノート e-powerに試乗して、そこが少し気になった部分ではあるので、新型マーチはどうなっているのかが気になるところです。
そうは言っても凝ってデザインされたインテリアは、メーター内にある大型のカラーインフォメーションディスプレイが目を惹き、シートやペダル位置なども拘りを持って開発されたようなので、インテリアに関してもエクステリアと同様に実車を見るのがより楽しみになるものであることに間違いはないようですね!
居住性を大きさから判断
- 全長:3,999mm
- 全幅:1,743mm
- 全高:1,455mm
- ホイールベース:2,525mm
この数字だけでは分かりづらいので、現行モデルのマーチと比較してみると、
- 全長:「174mm」大きくなっている
- 全幅:「77mm」大きくなっている
- 全高:「55mm」低くなっている
- ホイールベース:「75mm」延長されている
幅が広くなった分、国内であれば3ナンバーサイズとなったボディーはホイールベースの延長もあり、全高は低くなってはいるものの居住性は良くなっていると予想できそうです。
スタイリッシュな外観のイメージですが、乗ってみると意外とセカンドシートの足元にも余裕があると感じるのではないのでしょうか。
搭載される3種類のエンジンから燃費を予想
この新型マーチに搭載されるエンジンは、以下の3機種が予想されます。
- 0.9L直列3気筒ターボエンジン
- 1.0L直列3気筒自然吸気エンジン
- 1.2L直列3気筒スーパーチャージャー付きエンジン
これらの情報から察するに、1.0Lエンジンは過給機なしということもあり下位グレードに搭載されるものになるでしょう。
そして、「0.9Lターボエンジン」または「1.2Lスーパーチャージャー付きエンジン」のいずれかの「ダウンサイジングエンジン+過給機付き」という、小排気量でありながらパワフルさのあるエンジンが売れ筋モデルに搭載されるのではないかと考えられます。
過給機付きエンジンであれば、JC08モード燃費で「25km/L〜28km/L」くらいの数値を出してくると思われ、ガソリンエンジン車では十分な燃費性能と言えそうです。
これらのエンジンに組み合わされるトランスミッションはCVTで駆動方式はFFとなりますが、海外ではMT仕様がラインナップされます。
車両本体価格はどれくらい?
走りやデザインなど全てにおいて刷新され、質感も向上したイメージを持つ新型マーチですが、現在の市場を考えると安全装備が搭載されることも必然となってくるでしょう。
他のライバル車も軒並み、旧モデルと比べて価格帯が高くなっていることから、新型マーチも例外ではないと言えそうです。
よって、120万円〜180万円くらいの価格帯になってくるのではないのでしょうか。
日産の小型車の今後の展開は
多くの魅力が詰まった新型マーチですが、海外だけでなく国内での販売も待ち遠しいばかりです。
スタイリッシュな外観になったことで、現行マーチやノートのようにNISMOバージョン以外の通常グレードにも、CVTだけでなくMTがラインナップされれば、より魅力も増してくるのではないのでしょうか。
また、NISMOバージョンに搭載されるエンジンはルノースポールと共同開発されているようで、走りの好きなユーザーにとっては、この先どうなるのか気になるトピックでもあります。
これからも新型マーチは勿論のこと、日産のコンパクトカーから目が離せませんね!