ルドルフとイッパイアッテナの結末は、原作の絵本に忠実だった。3DCG映画に感動!

絵本で発売されていた斉藤洋さんの児童文学作品「ルドルフとイッパイアッテナ」が3DCGアニメの映画になりました。
1986年度の講談社児童文学新人賞入選作で、翌年の1987年に講談社から「ルドルフとイッパイアッテナ」は出版されました。
挿絵は杉浦範茂さん。
1991年に、NHK教育テレビの「母と子のテレビ絵本」で堀口忠彦さん絵、毒蝮三太夫さんの語りによりアニメ化。
それでは、「ルドルフとイッパイアッテナ」の原作の絵本の内容を最後まで紹介していきます。
また、声優や主題歌、公開日も紹介していきます。
ルドルフとイッパイアッテナの原作の絵本の内容を忠実に再現
1.「ルドルフとイッパイアッテナ」(1987)
2.「ルドルフともだちひとりだち」(1988)
3.「ルドルフといくねこくるねこ」(2002)
4.「ルドルフとスノーホワイト」(2012)
ルドルフシリーズは全部で4作あります。
絵本と映画の違う点
・絵本では放し飼いのデビルが、映画では檻の中で飼われている。
この2点を除き、映画は絵本に忠実に再現されています。
イッパイアッテナの名前の由来
もとはといえばルドルフの勘違いから、トラ猫の名前が「イッパイアッテナ」になってしまいました。
経緯は「イッパイアッテナ」は以前、人間に飼われてましたが、ある理由により野良猫になってしまいました。
・飼い猫の時の名前は「タイガー」
・近所のおばちゃんからは「トラ」
・警察官からは「ドロ」
・近所の猫からは「ステトラ」
・学校の先生からは「ボス」
・魚屋さんからは「デカ」
こんなにたくさんの名前がありました。
それで、ルドルフに名前を聞かれた時に、「名前はイッパイアッテナ」と答えました。
ルドルフは勘違いして、名前は、「イッパイアッテナ」だと思ってしまったのがきっかけです。
ルドルフとイッパイアッテナのあらすじ(ネタバレあり)を結末まで
飼いネコで黒猫のルドルフは、飼い主のリエちゃんに可愛がられていました。
ある日ルドルフは魚屋さんから逃げるのに夢中になり、長距離トラックの荷台に迷い込んでしまい、岐阜から東京の江戸川区へ行ってしまいました。
ルドルフは現状把握ができず、自分が今どこにいるのかもわかりませんでした。
そんな時に初めて出会ったボス猫のイッパイアッテナ。
イッパイアッテナは元々飼い猫で、教養もありました。
2人は意気投合し、イッパイアッテナはルドルフを岐阜に帰らせる方法を考えながら、のら猫生活が始まります。
なんと驚くことにイッパイアッテナは字を読み書きができるのでした。
ルドルフは岐阜に帰るまでの間に、イッパイアッテナから字の読み書きや教養を学んでいきます。
そうこうしている間に、飼い猫ブッチーと出会い、岐阜へ帰る方法が見つかりました。
あとは予定通り、岐阜の自宅に帰るだけでしたが、その前日にイッパイアッテナとブルドッグのデビルが喧嘩をしてイッパイアッテナは重症を負いました。
ルドルフはイッパイアッテナを見捨てることができず、ブルドッグのデビルにかたき討ちを挑みました。
イッパイアッテナが無事に目を覚ましたのを見届けた後、ルドルフは、ブルドッグのデビルの所へ向かいました。
ルドルフはデビルと体格差があるのを逆に利用し、頭脳戦の末、見事勝ちました。
ルドルフはブッチーに、岐阜へ帰らなくても良かったのか?と聞かれました。
するとルドルフは、帰ろうと思えばいつだって帰れる。
帰れないと思うから帰れなくなるのだ。
絶望は愚か者の選択だ。
それにまだ勉強もしたいから。
と言いました。
その後、ルドルフはトラックなどを乗り継いで無事に家に着き、リエちゃんに会うことができました。
ルドルフとイッパイアッテナの声優が豪華
・ルドルフ(井上真央):主人公の黒猫。
・イッパイアッテナ(鈴木亮平):教養のあるトラ猫で、ルドルフをサポートする役。
・ブッチー(八嶋智人):ルドルフやイッパイアッテナの友達で、商店街にある金物屋の飼い猫で、ルドルフより少し年上。
・デビル(古田新太):近所の猫たちの間で凶暴なブルドッグとして恐れられてる犬で、イッパイアッテナのことを憎んでおり、肩にかみつき殺しかけた。
ダンプトラックの運転手(毒蝮三太夫)
ルドルフとイッパイアッテナの主題歌
主題歌はback numberの書き下ろし新曲:「黒い猫の歌」
ルドルフとイッパイアッテナが3DCGアニメになり帰ってきました。
主題歌も書き下ろしただけにピッタリ!
また3DCGにより、視聴者もより猫目線で映画を見ることが出来ます。
また小さなお子さんも画像から伝わることが多い作品です。
イッパイアッテナが多数の名言を残すので、心に響くのでは!
ルドルフとイッパイアッテナの公開日は2016年8月6日(土)
お楽しみに!