ANA Phoneとは毎月マイルが貯まるスマートフォン。料金プランや仕組みを徹底解説!

ここ最近クレジットカードや電子マネーでマイルを貯める方がとても多くなっていますよね。
マイルを貯めると無料で飛行機に乗れますし、その座席もグレードアップさせることもできます。
仕事の出張などで飛行機をよく使用する方にとってはもはや当たり前になっているでしょう。
そしてこの度、2016年12月になんと携帯の月々使用料でマイルが貯まる「ANA Phone」が販売開始になりました。
ここでは、このANA Phoneについて料金プランと採用機種、マイルが貯まる仕組みについてご紹介したいと思います。
料金プランや機種はどうなっているのか?
マイルが貯まるのは月々の使用料と搭乗ボーナスの2つです。
まずは、2年契約の「月額使用料30GBプラン」ですと1か月に600マイルが貯まります。
そしてもう一つが、その2年間で1回につき4000マイルの搭乗ボーナスが5回与えられています。
600×24=14400マイルと4000×5=20000マイルで最大合計34400マイル獲得が、2年間で出来るというのが大まかな仕組みです。
もちろん月額プランにより月々のマイル獲得や搭乗ボーナス権利回数が変わるので、合計するマイルも変わってきます。
例えば、一番低金額となっている「月額使用料2GBプラン」だと1か月300マイルになっていて、搭乗ボーナスは2回です。
ですから300×24=7200マイルと4000×2=8000マイルで合計15200マイルとなります。
どのプランでどれくらいマイルを獲得するかは利用の仕方次第になるでしょう。
月々貯まるマイル
マイルが積算されるのは使用した月の翌月末となります。
この権利が発生するのは最初に通話を行った日がある月からスタートとなっています。
搭乗ボーナスマイル
この搭乗ボーナスは契約期間2年以内の回数なので、2年過ぎてしまうと権利回数が無効になってしまいます。
そして、搭乗ボーナスのマイルが積算されるのは搭乗した月の翌月末になります。
だだし、利用開始から1か月から3ヵ月の間だけ搭乗ボーナスが4ヵ月目の月末に積算されます。
採用機種
契約の際に ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)を登録し、利用ごとにさきほど獲得したマイルがこの番号に入っていきます。
この登録された1つの番号に付き、使用できる回線は1回線のみとなります。
その回線に使用する端末がソニーで人気のスマートフォンXperia XZ となります。
その機種の内容がこちらです。
- 5.2インチのフルHDディスプレイ
- カメラが2300万画素
- メモリが3GB
- 防水性能あり
- 電源ボタンで指紋認証
- Snapdragon 820搭載
かなりハイスペック仕様となっていますよね。
今回このサービスはソフトバンク回線をMVNOとして使用し、このXperiaが登場します。
MVNOとはMobile Vertual Network Operatorの略でDoCoMo,au,ソフトバンクから無線回線を借りて、携帯電話サービスを提供することを指します。
MVNOサービスなのにもかかわらず、ソニーのメイン機種であるXperiaが採用されるのは注目といっていいでしょう。
そしてこの端末にはオリジナル壁紙や「ANA」アプリがすでにセットされて販売されます。
ANA就航地域の時刻や天気も確認できる時計もついていますのでANAを利用する際には便利ですね。
オリジナル壁紙は時間帯によって壁紙の種類が変わるライブ壁紙になっています。
ここにANAのブランド戦略、イメージ戦略強化の目的が見えますね。
毎日使用するスマホにANAのアプリやオリジナル壁紙があれば、日常から旅行へ行くイメージが想像しやすくなりますからね。
ではこのANA Phoneはどんなメリットとデメリットがあるでしょうか。
次にご紹介したいと思います。
ANA Phoneのメリット・デメリットとは
まず一番のポイントである34400マイルとはどのくらい無料で飛行機に乗れるのでしょうか?
閑散期のエコノミーでしたらハワイ往復、香港や台湾であれば2往復ができます。
これはかなりお得ですね。
そして旅行好きの方であれば、いつに何処へ行こうと計画を立てたりしませんか?
このプランであれば、毎月固定したマイルがもらえるので旅行を計画的に考えることができるのも大きなメリットでしょう。
飛行機に乗る事以外にマイルを大きく貯める事はなかなかできませんので、これは嬉しいのではないでしょうか。
例えば10000マイル貯めるには還元率1%のクレジットカードで100万円分の買い物をしないと手に入らないですからね。
また、一回の搭乗で獲得できるマイルが、国内線・国際線を問わずに4000マイルなのもかなり大きいでしょう。
毎月積算されるマイルと将来獲得できるマイルを計算して、ワクワクしながら次の旅行先を選ぶなんてことも出来ますよね!
デメリットとしてはANA Phoneに切り替えるにはのりかえ(MNP)もしくは新規購入しかないということです。
MNPとは携帯電話番号はそのままでDoCoMoからソフトバンク、auからDoCoMoへ携帯電話会社を変えることですね。
機種変更でANA Phoneに切り替えることはできません。
そしてプランですが、マイル獲得の3年目以降が1年目と2年目の半分になり、搭乗ボーナスも無くなってしまうのも必ず知っておくポイントでしょう。
例えば「月額使用料30GBプラン」ですと1か月に600マイル獲得だったのが3年目以降は300マイルになってしまうことです。
以上、料金プランと機種、メリットとデメリットをお伝しましたがどうでしたか?
これらをふまえた上で購入を検討してみてはいかがでしょうか。
旅行とスマートフォンのコラボ
月の使用料がそのままマイルに換算されて旅行に行けるというのはとても面白いアイデアですよね。
旅行とスマートフォンのコラボは今まであまりなかったのではないでしょうか。
しかし料金プランだけみるとSIM格安スマホが乱立するこのご時世では、やはり少し高い感じがするでしょうか。
欲を言えばMVNOでサービスを開始するのなら、料金プランをもう少し安くすれば利用者が増えるのではないか。
というのが私の意見です。
せっかくのアイデアですから、希望としてはこのサービスに競合が出てきて価格競争が発生し、料金プランがだんだん安くなって行くのが理想でしょうか。
そうなればユーザーにとっても使いやすくなり、ANA利用者も増えて両者にとってすばらしいサービスになるかもしれませんね。