スノーボードの板でレディースにおすすめの選び方を紹介。

夏から秋にかけて少しずつ涼しくなっていますね。
日本には、はっきりとした四季があるので、シーズンごとに過ごし方が変わります。
四季がない国もあるわけですから、日本のようにシーズンごとに色々な遊びやスポーツにチャレンジできることは大変恵まれていると思います。
当たり前だと思うのではなく、この環境に感謝ですね。
これから少しずつ冬シーズンに向けて寒くなっていきます。
冬の代表的なスポーツと言えば、スノーボードやスキーがありますね。
特にスノーボードは、人気があるスポーツです。
雪上を華麗に滑る姿や、おしゃれでかっこいいテクニックに憧れて始める人も多くいます。
スノーボードを新しく始める人は、特に女性が多い傾向にあるようです。
これは、女性だけでも楽しめるプランが増えてきていることや、スノボー女子のファッションがカワイイといった理由があると思います。
ゲレンデマジックという言葉があるくらいですからね。
今回は、これからスノーボードを始める人や、本格的にスノーボードを始めたい女性のために、板の選び方について紹介します。
自分がどのようなスノーボードのスタイルを目指すのか決める!!
いきなり、自分のスタイルを決めると言われても難しいですよね。
しかし、板を購入するのであれば、まずは自分のスタイルを決めることが大切です。
目指しているスタイルと板が合わなければ、上達が難しくなってしまいます。
まずは、次に紹介するスノーボードのスタイルの中から自分のスタイルを決めてください。
<フリーランディング>
ゲレンデ内を自由に滑るスノーボードのベースになるスタイルです。
スノーボードが初めての人にオススメのスタイルになります。
フリーランディングである程度滑ってみてスノーボードに慣れてください。
もし、自分が気に入ったスタイルが見つかったら、その時にその道に進むのがよいと思います。
<フリースタイル>
パーク内で自由に滑ってトリックを決めていくスタイルです。
フリースタイルで使用されるのは、キッカーやハーフパイプ、クォーターパイプといったものがあります。
空中でのトリックや、トリックコンボを磨き、魅せたい人にオススメです。
フリースタイルでの華麗なトリックに魅力を感じてスノーボードを始める人も多いです。
後述のグランドトリックやジビングも広義のフリースタイルに含まれます。
<エクストリーム>
ゲレンデ内ではなく、バックカントリー(自然の雪山)で滑るスタイルです。
リフトがない自然の雪山を自分の足で登頂しますので、山頂にたどり着いた時は何とも言えない達成感があります。
自然の雪山は様々な地形でてきています。
まるでハーフパイプのような地形やクリフを飛んでトリックを決めたり、折れた木をハンドレールのように滑ってみたり。
常に遭難や怪我などの危険と隣り合わせで、上級者のスノーボーディングと言えます。
<アルペン>
競技性が高いスタイルで、スピード感を楽しめるのがアルペンの魅力です。
ハーフパイプに比べるとやや見た目の派手さに欠けます。
しかし、昔からの根強いファンがいるスタイルです。
選手2人が並行して設定されたコースを同時にすべり競い合います。
大会では、左右同じ配置の旗門が並べられたコースを1回ずつ滑ります。
<スノーボードクロス>
フリースタイルとアルペンの両方の要素を合わせたスタイルです。
フリースタイラーとアルペンレーサーが同じフィールドで楽しめる競技できないか?ということがきっかけで誕生した競技です。
大会では、複数人が同時に同じコースを滑走して着順を競い合うため、接触や転倒が多く、雪上のモトクロスとも呼ばれています。
さまざまな複雑なコースを滑走するので、スピードとボードコントロールが重要です。
<グランドトリック(グラトリ)>
斜度の緩い平らな場所で、様々なトリックを繰り返すスタイルです。
グラトリでは、飛ぶ、回るといった複数のアクションを繋げていくので、そのバリエーションはプレイする人次第で無限にあります。
フリースタイルと違うところは、パーク内での限定したトリックではなく、場所を選ばずに自由にできる点です。
場所や天候を選ばずにプレイできるので、人気のスタイルの一つになっています。
今回、フリースタイルと分けて解説していますが、広義のフリースタイルの一種という考え方もできます。
グラトリに魅了されてスノーボードを始めてみてはいかがでしょうか?
<ジビング(ジブ)>
切り株に当て込んだり、クラシックカーをコスったり、リゾート内のハンドレールをスライドする。
こういった自由すぎる発想から創造されたスタイルになります。
レールと呼ばれる細めの棒の上や、ボックスと呼ばれる長方形の箱の上を滑ります。
グラトリでトリックを磨いてから挑戦するとよいでしょう。
自分のスタイルに合った板を選ぼう!!
先ほどスノーボードのスタイルを決めたので、今度はそのスタイルに合ったボードを選んでいきます。
真横からみた板の形状を選ぶ。
- キャンパーボード
- ダブルロッカーボード
- フラットボード
<フリースタイルにオススメの板>
- キャンパーボード
- ダブルロッカーボード
<エクストリームにオススメの板>
- スワローテールボード
- パウダーロッカーボード
<アルペンにオススメの板>
- アルペンボード
- キャンパーボード
<スノーボードクロスにオススメの板>
- キャンパーボード
- ダブルロッカーボード
<グランドトリック、ジビングにオススメの板>
- フラットボード
- ロッカーボード
- フラットロッカーボード
真上からみた板の形状を選ぶ。
スノーボード板を真上から見たときにも形状の違いがあります。
大きく2種類のうちどちらかから選びます。
<ツインチップ>
ツインチップは、真上から見てノーズとテールの形と長さが対称の板のことをいいます。
レギュラーとグーフィーを同じ割合で同じように滑る人に適した形状です。
フリーランディング、グランドトリック、フリースタイルを目指す人は、必ずこちらの形状にしましょう。
<ディレクショナルツイン>
ディレクショナルツインは、真上から見てテールよりノーズの方が長く、重心がテール側になるような形状です。
ツインチップとは違ってレギュラーとグーフィーのスイッチはしません。
エクストリームやアルペン、スノーボードクロスをといった安定性やスピードを求める人におすすめします。
個人の体型や技術に合った板を選ぶ。
ここまでの流れで自分のスタイル合った板を決定しました。
つぎは、各個人の体型や技術に合った板の選び方を紹介します。
自分に最適な板の長さを選ぶ。
自分にとって最適なスノーボードの長さは、身長によって変わります。
- 175cm以上の人は、身長-約20cmの長さ
- 160〜175cmの人は、身長-約15cmの長さ
- 160cm以下の人は、身長-約10cmの長さ
本来、板の長さを選ぶ時には体重も関係しますが、極端に太っている人以外は身長だけで選んで問題ありません。
体重を考慮に入れる場合は、体重が重くなるほど長いものを、軽くなるほど短いものを選びます。
板が長いと高速滑走中の安定感が増しますが、扱いづらくなります。
逆に、板が短いと高速滑走中の安定感がなくなりますが、扱いやすくなります。
初心者であれば、いきなり高速滑走をすることはないので、安定性よりも扱いやすさを重視して通常よりも短いスノーボードを選択するとよいです。
自分に最適な板の固さを選ぶ。
板の固さには、フレックスとトーションの2種類があります。
フレックスはスノーボードがしなる方向の固さです。
トーションは、スノーボードがねじれる方向への固さです。
通常の板は、フレックスが固い場合はトーションも固く、フレックスが柔らかい場合はトーションも柔らかいです。
フレックスとトーションが固ければ高速滑走中の安定感が増しますが、扱いづらくなります。
逆に柔らかいと高速滑走中の安定感が減りますが、扱いやすくなります。
初心者であれば、いきなり高速滑走をすることはないので、安定性よりも扱いやすさを重視して通常よりも柔らかいスノーボードを選択するとよいです。
自分に最適な板の幅を選ぶ。
スノーボードの幅は、ウェスト幅とサイドカーブの大きさで決まります。
しかし、一般的にスノーボードの幅というと、ウェスト幅を指すことがほとんどです。
幅が細い板は、スピードが出やすくターンに切れ味が出るので、アルペンやスノーボードクロスといった競技にオススメです。
一方、幅が広い板は、安定感のあるライディングができるので、グランドトリックやジビングスタイルなどのパークにオススメです。
初心者は、中くらいの幅を選択するとよいです。
レディースのオススメのスノーボード3大ブランドの紹介!!
スノーボードのブランドは、数多くありますが、レディースに限ってみればメンズに比べて少ないのが現状です。
各ブランドからレディースの板は販売していますが、メンズほど種類は多くありません。
実際に、メンズ向けのものをレディースが使用しても問題ないことも多いです。
しかし、メンズのものとレディースでは板の固さなど性質が違う部分がありますので、できればレディースの板から選んだほうがよいです。
今回はレディースのブランドを3つ紹介します。
<ROXY(ロキシー)>
レディースに特化したブランドです。
ガールズボーダーのために、設計されたソフトフレックスさが特徴です。
乗りやすさを考えて、女性らしいカラフルな色使いをしています。
<SABRINA(サブリナ)>
日本生まれのレディースブランド。
日本女性の脚力や体格に合わせた板が特徴です。
海外ブランドの製品だとレディース向けでも合わない人がいますが、サブリナの板であれば問題ないです。
<SALOMON(サロモン)>
スキーのブランドとして有名ですが、最近ではスノボーでもよく見かけます。
レディース向けに毎シーズン10種類程度の板をリリースしています。
レディースのほかの製品も全て開発しています。
ここまでレディース向けの製品の種類が豊富なブランドは他にありません。
これまで、板選びの流れについて紹介してきましたが、初心者の人には難しかったかもしれません。
もし、これから初めてスノーボード買うのであれば、こだわり過ぎてしまっては答えがでません。
ですので、始めはベーシックで扱いやすいスノーボードを選択しましょう。
もし、すでにスノーボードを楽しんでいる人で新しく板の購入を考えている人は、今使っている板を基準にしながら、この記事を参考にして選んでみてください。
素晴らしい板に出会えると思います。