ユーザー車検に必要なものは?予約の仕方や費用を徹底解説。

車を所有していると2年に1回車検の更新がきて、費用がかかりますよね。
「なんで車検を受けないといけないんだ。」と思うかもしれませんが、車検を受けなければ違法に改造した車が増えることで、大きな事故を引き起こすからです。
そこで、被害者を守るために法律で車検を受けることが義務づけられています。
車検を受ける方法には、いくつかの種類があります。
中でも、一番費用を抑える方法としてユーザー車検というものがあります。
車検にはディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなどのお店に依頼する方法よりも、ユーザー自身で車検を出す方が断然安いです。
ユーザー車検は必要な書類などは自分が用意しますが、手順さえ理解すれば費用を抑えることができるので、一度経験してしまえば次から楽に手続きができます。
今回はユーザー車検を受ける上での必要な書類や予約方法、費用などをご紹介いたします。
ユーザー車検に必要な書類
お店に依頼する車検と、自分で受検するユーザー車検では必要な書類が違ってきます。
いざ自分でユーザー車検を受けようとした時に、必要な書類がわからなければ困ります。
こちらでユーザー車検の場合に必要となる書類を紹介します。
【事前に必要な書類】
- 車検証
- 自動車税納税証明書
- 自動車損害倍賞責任証明書
- 定期点検整備記録簿
※もし車検証がない場合は、付いているナンバーを管轄する運輸支局で、車検証再発行手続きを行ってください。
【車検当日に検査場で準備する書類】
- 自動車検査票
- 自動車重量税納付書
- 継続検査申請書
車種別の予約方法
ユーザー車検を予約する方法は普通車・バイクの場合と、軽自動車の場合で少し違います。
普通車・バイクの場合は運輸支局で車検を受けることになり、インターネットからのみ予約が可能です。
自動車検査インターネット予約システムから予約しましょう。
検査を受ける場所によって若干異なりますが、原則として土日祝日を除く14営業日の間であれば予約をして検査を受けることができます。
空きがあれば当日予約も可能です。
車検を受けることができる期間は、車検の有効期限が満了する日の1ヶ月前から車検を受けることができます。
普通車・バイクの予約手順を解説
- まず新規アカウント登録を行ってください。
- 必要事項を入力すると、登録したメールアドレスにアカウント情報仮登録完了のメールが届きます。
- メールを開き、「アカウントの登録を完了させるには、下記のURLをクリックして下さい。」と書かれた箇所をクリックします。
- アカウントの本登録が完了されて、アカウントIDが表示されます。
- 予約トップ画面からログインをクリックして、アカウントIDとパスワードを入力します。
- 検査の予約を選び、予約内容の選択をおこないます。
- 次に予約時間の選択と予約情報の入力をおこないます。
- 予約情報入力確認で内容に問題なければ予約をクリックします。
- 予約情報入力完了の画面が表示されていれば予約の完了です。
- 予約トップ画面からログインをクリックして、アカウントIDとパスワードを入力します。
※発行されたアカウントIDは、今後予約システムの利用のたびに必要となりますので、忘れないようにしてください。
登録したメールアドレスに予約完了メールが届きますので、検査の日まで保管しておいてください。
軽自動車の場合は軽自動車検査協会で車検を受けることになり、インターネットからの予約と電話での予約が可能です。
インターネットからの予約は軽自動車検査システムから予約することが出来ます。
インターネットで軽自動車検査システムの登録手順は普通車・バイクの予約と似ていますので参考ください。
軽自動車の電話予約は全国の運輸支局によって違いますので、検査を受けられる地区の全国事務所から最寄りの支所へ直接連絡ください。
車種ごとにかかる費用を解説
ユーザー車検を受けるには、最低でも「法定費用」を払う必要があります。
この「法定費用」にふくまれる料金は3つあります。
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
- 検査手数料
車検料は車の種類ごとによって費用がかわります。
「普通自動車」「軽自動車」「自動二輪車」の3種類でそれぞれどのくらいかかるのでしょうか?
自賠責保険料
自賠責保険料は期間によって費用が異なりますが、強制保険とも言われており、必ず払わなければならないものです。
- 普通自動車 27840円
- 軽自動車 26370円
- 自動二輪車 13640円
自動車重量税
自動車重量税は車の大きさごとによって費用が異なります。
- 普通自動車 2500円〜75600円
- 軽自動車 2500円〜8800円
- 自動二輪車 3800円〜5000円
ここで見ると、普通自動車にかかる費用でかなり差があります。
それには、車のサイズや車の重量によって大きく変わってくることがわかります。
また、最近ではエコカー車であれば減税が適用されるのでかかる費用を抑えれることができます。
検査手数料
検査手数料は手続きを行う際に支払う手数料のことです。
- 普通自動車 1800円
- 軽自動車 1400円
- 自動二輪車 1700円
検査手数料は車の種類によってあまり値段の差がありません。
法定費用にかかる費用をまとめると以下のようになります。
- 普通自動車 32140円〜105240円
- 軽自動車 30270円〜36570円
- 自動二輪車 19140円〜20340円
まとめてみると、普通自動車が一番費用に開きがあります。
やはり普通自動車は自賠責保険と重量税によって変動するので、車を維持するランニングコストを考慮するなら、エコカー減税付きの車や、車体重量が軽い車を選ぶなどの選定も大事ですね。
ディーラーなどの店舗に車検を依頼するとさらに費用がかかるので、だいたい12万から15万円ぐらいかかっている人が一般的だとされています。
そうなると、整備代や点検費用に5万、6万程かかっていると考えられますね。
ユーザー車検は店舗に依頼するよりも、値段が非常に安く抑えることができるので「毎回ユーザー車検でいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、ユーザー車検は点検や整備をしないので、長く車を利用するのであれば、定期的に点検整備をする必要があります。