VRプロフェッショナルアカデミーの受験資格や卒業後の進路を徹底調査。入学金と授業料が無料なのはなぜ?

VRプロフェッショナルアカデミー…
聞いたことがない人がほとんどだと思いますが、日本で初めてVR(バーチャルリアリティ)に特化した専門学校です。
開校日は2017年4月ですが、その前に2017年1月よりプレ開講する予定です。
まだ開校していないのでさまざまな事が謎に包まれています。
今回は、受験資格や卒業後の進路、また入学金と授業料が無料なのはなぜなのかについて調査していきます。
VRプロフェッショナルアカデミーとは?
株式会社VRデザイン研究所と学校法人桜丘学園が共同で、日本初のバーチャルリアリティ専門の教育機関。
学校設立に至ったのは、2018年問題にありました。
2018年問題とは、主に日本の大学受験業界において使われている言葉で、日本の18歳の人口が2018年ごろから減り始め、大学に進学する人が減っていく現象。
また、2015年から私立大学では全体の4割で定員割れの事態が起きており、閉校等の激変期を迎えています。
一方で各産業や企業は、より高い生産性の向上に繋がるICT化をより加速させたいため、ICTにたけている人材を求めています。
2016年はVR普及元年と呼ばれており、今より増してICTが盛んになりますが、2018年問題によりITエンジニアが不足することが予測されます。
優秀な人材は大企業から就職をするため、中小企業は今後人材難で苦しむため、ITエンジニアの供給と育成は必須になります。
そこに名乗りを挙げたのが「VRプロフェッショナルアカデミー」になり、ITエンジニア育成のためのエコ・システムを構築すべく新しい教育機関の設立に至ったわけです。
VRプロフェッショナルアカデミーの受験資格と卒業後の進路は?
受験資格
エンジニアとして企業に就職や転職を希望する人。
通常の受験と同じで、「学科試験」と「面談」が有ります。
入学試験の内容はまだ開校していませんので明確な回答ができませんが、ITエンジニアというくらいですので、IT関連の試験なのは間違えないでしょう。
ITエンジニアの仕事は大きく分けると「システムエンジニア(SE)」「サーバーエンジニア」「プログラマー」「ネットワークエンジニア」の4つに分類されます。
上記をカバーしようと思うとパソコン全般になってしまうので、2017年の開校時に入学試験を受けられる方は苦労することでしょう。
また一般常識である「国語」「数学」「社会」の試験もあるのではないでしょうか。
入学試験の一般的な流れは、学科試験に合格すれば面接になりますよね。
VRプロフェッショナルアカデミーもこの流れは崩さないと思います。
2017年は学校側もどのような問題を出せばよいのか手探りのところもあります。
そのため採点も甘いかもしれませんが、何人受験するのかもわかりませんので気は抜けませんね。
また、受験人数などが分からないと、倍率の計算もできません。
ましてや偏差値がいくつなら受験資格があるのかも…
卒業後の進路
卒業後の進路は、順調に進めばITエンジニアになります。
ITエンジニアはさまざまな職種がありますが、その判断は先生と生徒と企業で話し合って決めるのでしょうか…
いずれにしても、今後のIT関連の仕事を支えることは間違えないはずです。
入学金と授業料が無料なのは、VRアカデミーの5つの特徴にあり!
VRアカデミーの5つの特徴とは
- 入学金、授業料が「無料」なのは企業からの奨学金システムで成り立っているから
- 仮想プロジェクトによる実践スキル学習の「クエスト方式」
- 学生の学習プロセスを見守る「パートナーズ in Learning」
- エンジニアのための職人コミュニティ「ギルド」
- 企業の現場で働くプロが講師の「プロフェッショナルアカデミー」
VRアカデミーの5つの特徴が、RPGゲームのようなタイトルで遊び心があり面白いですね。
1.入学金、授業料が「無料」なのは企業からの奨学金システムで成り立っているから
奨学金と言えば、生徒に与えられるシステムだと思っていましたが、調べを進めていくうちに色々なことが判明していきました。
奨学金とは、研究や修学を援助するために貸与または給付される制度である。
- 専門の研究者に対して、優れた学術研究の援助のために与えられる
- 優れた能力を持ちながら経済的理由で修学困難な者
この両者に対して教育機会を保障するために、育英制度の一環として貸与または給付されるものとがあります。
また一般には後者の「優れた能力を持ちながら経済的理由で修学困難な者」をさすことが多いです。
奨学金の考え方はあながち間違ってはいませんでしたが、「専門の研究者に対して、優れた学術研究の援助のために与えられる」に関しては記憶が曖昧でした。
しかし、奨学金で大学院に進学した!
と聞いたことがあるので、この時の奨学金の使い方は前者の専門の研究者にあったのですね。
今回のVRプロフェッショナルアカデミーは前者に当たります。
「クエスト」や「ギルド」ってなに?
と思った方は、上記の画像の下のURL(VRプロフェッショナルアカデミー公式HP)を検索して下さい。
そのサイトの1番下に「クエスト」や「ギルド」を疑問に思っている方のためにメールによる質問コーナーが設置されています。
そちらで質問をお願いします。
また同時に2017年1月のプレ開講メンバーも募集していますので、興味のある方のとってはチャンスですね。
企業の現場で働くプロが講師の「プロフェッショナルアカデミー」
企業の現場で働くプロが講師となり、生徒に教えるスタイルは無駄がなく、またタイムリーな情報も共有できるので素晴らしいですね。
実は、VRプロフェッショナルアカデミーの受講期間は3ヶ月コース」と「6ヶ月コース」の2種類あり共に短期集中型です。
この短期間でVRに関する知識を提供しないといけないので、少しも無駄な時間はありませんね。
また受講した方も、2年~3年かけて教わるよりも、短い期間の方が身が入るのではないでしょうか。
肝心の授業の内容は、VRデザイン研究所でVRソフトの開発を行い、その開発で得られたノウハウを学校授業にフィードバックし、教育ツールとして役立てる方針です。
他には、総合英語学校の株式会社アルプロスと提携して開発した「VR英会話コース」。
さらには、オーラルヘルスケア・ジャパンと提携して開発した「口腔ICT化システム」。
などが現段階で判明しています。
VRプロフェッショナルアカデミーは、近い未来を見据えVRに特化した専門学校。
そこを卒業した生徒は、ITエンジニアとしてさまざまな企業で活躍することでしょう。
また、今後の授業のやり方は、VRプロフェッショナルアカデミーだけにVRを活用して自宅でも受けられるようになるかも…
そのようになれば、遠方の方や時間がない方も学習することができるので、学校側も受講者側もwin-winの関係になりますね。