e-powerとは何?ハイブリッドとの違いや日産ノートでの実燃費を調査。

e-powerとは何?ハイブリッドとの違いや日産ノートでの実燃費を調査。

今、CM等でも話題になっている日産の「ノート e-power」ですが、「電気自動車のまったく新しいカタチ」というキャッチコピーが頭に残りますね。

「ノート e-power」を含む日産ノートは、最新の2017年1月新車車名別販売台数では堂々の1位を獲得しており、実際の市場においても存在感を示しています。

そんな車業界を賑わしている「ノート e-power」ですが、e-powerって要はどういう意味なのか皆さんご存知でしょうか?

また、実際の燃費はどうなのでしょう。

そんな気になる「ノート e-power」について、e-powerの今後の展開の予想も含めて深掘りしていきましょう!


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e-powerとハイブリッドとの違いって何?

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e-powerって何?

普通の車と何が違うの?

まずは、そんな疑問に答えていきましょう。

「電気自動車のまったく新しいカタチ」ということが謳われているe-powerですが、既に販売されている日産 リーフとは違い、電気自動車とは言いながらも実はエンジンを載せているという点が特徴なのです。

そんなe-powerのパワートレインとしての分類は完全な電気自動車という訳ではなく、実はハイブリッド車ということになります。

ただ、聞き慣れたハイブリッド車とは少し違い厳密には「シリーズ式ハイブリッド」と呼ばれるパワートレインとなります。

これはプリウスやアクアをはじめとした、エンジンとモーターどちらもタイヤに駆動力を伝える方式である「パラレル式ハイブリッド」と違い、エンジンはモーターを発電する為の発電機のみの働きを行い、タイヤに駆動力を伝えるのはあくまでモーターのみという、国内における市販車初のパワートレインとなっています。

よって、完全な電気自動車であるリーフと違って発電機であるエンジンを動かす為に、従来のハイブリッド車と同様にガソリンを給油する必要があるのです。

上記のような理由からe-powerは「電気自動車のまったく新しいカタチ」と言われているのでしょう。

e-powerの特長

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そんな日本初のハイブリッドシステムを搭載した、「ノート e-power」ですが、どういった特長があるのでしょうか。

まずタイヤにダイレクトに駆動力を伝えるモーターというのは、発進時から最大トルクを発生できるというメリットがあります。

そして、「ノート e-power」に搭載されている駆動用モーターはリーフと同じものとなっています。

よって、この「ノート e-power」は、電気自動車並みの瞬発力でアクセルの踏み込みに対しダイレクトに加速することができるのです。

そして、2.0Lのターボエンジンに匹敵するトルクを発揮することでレスポンスと力強さを兼ね備えた加速感を得ることが出来るという特長があります。

さらに走りの良さだけでなく、静粛性能も驚くべき進化を遂げています。

発電機として動いているエンジン騒音は、走行時のロードノイズに紛れる領域となるようにエンジン回転数を制御して低減しています。

更に、ガラスの厚みを変えたり遮音材を増やすなど様々な遮音対策を行うことで、コンパクトカーでありながら最大で2クラス上の車と同等レベルの静粛性を実現しているのです。

また、モーター駆動による恩恵はブレーキシステムにおいても特筆すべきものがあります。

燃費を向上させる為にはエンジンの駆動時間はなるべく短縮する必要があります。

そこで、回生ブレーキによって減速時のエネルギーを使って充電するのですが、このシステム自体はハイブリッド車だけでなく、普通のガソリンエンジンの車でも採用されているものですので特に珍しいものではありません。

しかしながら、e-powerはアクセルペダルから足を離したその瞬間から、まるでブレーキを踏んだかのような減速をするという特長があります。

e-POWER Driveと呼ばれるこのシステムですが、なんと停車までを回生ブレーキで行うことができるほどの制動力を発揮します。

これがe-powerならではの感覚で、この特長によりアクセルとブレーキペダルの踏み替えが少なくなることで、運転時のドライバーの負担も軽減されると言えるでしょう。

日産ノート e-powerの実燃費は!?

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e-powerの特長を聞くと良いところばかりで、車を維持する上でも重要になってくる燃費という部分も、期待せずにはいられません。

実際に、様々な自動車情報誌などでも「ノート e-power」の試乗レポートが挙げられています。

燃費の計測

  • 市街地走行
  • 郊外路走行
  • 高速道路走行

上記のように3つの条件に分けて行われることが多くなっています。

さらに、「ノート e-power」には通常のDレンジ走行に加えて、ECOモードというものが存在します。

ECOモードに選択すると、燃費に特化した制御を行うようになります。

具体的な例を挙げると、例えばDレンジの場合にアクセルを踏み込み過ぎるようなシチュエーションだと、出力を補う為にエンジンのスーパーチャージャーという過給機が作動しますが、ECOモードだとスーパーチャージャーは作動しません。

勿論、他にも緻密な制御を行なっており、通常のDレンジ走行とECOモードでの走行では燃費も大きく変わってくると言えるでしょう。

それでは、そんな「ノートe-power」の実燃費を様々なレポートでの数値結果を元にした、平均値で見ていきましょう。

Dレンジ走行時

  • 市街地走行:19〜22km/L
  • 郊外路走行:18〜21km/L
  • 高速道路走行:21〜23km/L
ECOモード走行時

  • 市街地走行:23〜26km/L
  • 郊外路走行:24〜27km/L
  • 高速道路走行:22〜25km/L

如何でしょうか?

「思ったよりも良い燃費だ!」と感じるか、「そんなものか…」と感じるかは人それぞれかと思います。

これらの数値からも分かるように、やはりECOモード走行時における燃費はDレンジ走行時よりも良い傾向にあると言えます。

ただ、従来のハイブリッドシステムと違うとは言え、同クラスの他社ライバル車と燃費の面で大きくアドバンテージがあるとは決して言えないようです。

また、ユーザーが計測した実燃費でも下は「13km/L以下」から上は「25km/L以上」と大きく開きがあります。

勿論、車の燃費というのはどんな車であっても、使用状況や乗り方により大きく変わってきます。

冬場は燃費が伸びにくい季節ということもあり、これから暖かくなるにつれ燃費もどのように変わっていくかが、ひとつ注目すべきポイントとなるでしょう。


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e-powerの今後の展開はどうなる

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リーフは発売直後に東日本大震災に見舞われ電力安定供給の不安などから、予想より販売が伸び悩んだと言われています。

そうは言っても、電気自動車の日産というイメージを作り上げた実績は十分で、このe-poweが売れることで更にイメージアップに繋がると言えるでしょう。

現在、日本で大きく需要のあるこのコンパクトカークラスで、e-powerがこの調子で売れ続けて十分な市民権を得ることが出来れば、ミニバンやSUVなどの大きなボディサイズの車にもe-powerが搭載されて、更なるラインナップの拡充がはかられるのではないのでしょうか。

「大きく重いボディーであるミニバン等にダウンサイジングした発電機としてのエンジンを搭載し、それでいてパワーは十分に確保している。」

というのは、日産にとっても新たな魅力あるキャッチコピーになるでしょう。

そんな「電気自動車のまったく新しいカタチ」e-powerの、今後の展開が楽しみですね!


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