加熱式タバコとは?健康への害や受動喫煙の影響を徹底解説。

加熱式タバコとは?健康への害や受動喫煙の影響を徹底解説。

2016年12月、渋谷ハチ公前の喫煙所が撤去されたのはご存知でしょうか?

昨今では健康に対する意識の高まりから禁煙を後押しする企業が増え、また東京都では、飲食店等の受動喫煙防止対策として灰皿などの喫煙道具をすべて片付けて喫煙場所を設置せずに、スペース全体を禁煙とする「終日禁煙」や独立した喫煙所を設置してその場所以外は禁煙とする「完全分煙」を推奨しています。


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タバコによる健康への害や受動喫煙の影響は?

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タバコの煙は、喫煙者本人が吸う「主流煙」と、火がついているタバコの先から出ている「副流煙」の2種類があります。

この「副流煙」には、主流煙と比べて約2倍~3倍ほどの有害物質を含んでおり、アンモニアなどの刺激物質に関しては約70倍以上も含まれていると言われています。

また、受動喫煙では、たとえ喫煙者本人が気を付けていたとしても、タバコを吸っていない人が副流煙を呼吸により肺の奥まで吸い込んでしまうことで、喫煙者と同じように害を受けてしまう恐れがあります。

「タバコを吸うことで余命が短くなる」という話はよく耳にしますが、実際のところ、イギリスのデータによると、70歳時点の生存率をみた場合でタバコを吸わない人が81%なのに対し、タバコを吸う人は58%と生存率が23%も違うという結果が出ています。

さらに、タバコを吸うとニコチンの影響で血管が収縮され、肌に酸素が届きにくくなり、そしてビタミンCが破壊されることでビタミンC不足を招きます。

これにより、しみの原因となるメラニン色素を抑えたり、肌のハリに必要なコラーゲンを作る手助けをする大事な役割を担っているビタミンCが減ることで、喫煙者の特有の顔「スモーカーズフェイス」となり、タバコを吸わない人よりも老けた顔になってしまいます。

世界の受動喫煙対策は進んでいる

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世界では、受動喫煙の健康被害は明白なものとして「全面禁煙化」が進められています。

特にイギリスやドイツ、フランス、イタリアなどの欧州では、レストランなどの公共施設や医療施設、教育施設における「完全禁煙」が推し進められ、法律で禁止されているところも多くあります。

これは、喫煙する利用者の利便性よりも、飲食店等で働いている人を受動喫煙から守ることの方が重要だと考えられているためで、この流れは発展途上国を含む世界各国に広がっており、国や地域によっては子供が乗っている自家用車内までもが規制の対象になっています。

なお、2013年時点で43ヶ国が全面禁煙になっています。

日本国内における喫煙対策は他国と比べて遅れていて、2013年の国民健康・栄養調査によると、成人の喫煙率は約19%と近年では減少傾向にあるものの、若年者や女性では喫煙率が高いようです。

また、たばこを吸わない人の33%が職場で、47%が飲食店でそれぞれ受動喫煙していると回答しており、20歳以上で家庭内でほぼ毎日受動喫煙しているという人の割合は9%にのぼります。

加熱式タバコは喫煙者の救世主なのか…

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昨今では、健康への意識の高まりから「加熱式タバコ」の注目が集まっています。

これは“火”を使わないのが特徴で、タバコ葉を燃やさずにニコチンを発生させることでタールなどの有害物質を約9割も削減できるという優れものです。

現在、日本に流通している加熱式タバコは、2016年にテレビで紹介されたことがきっかけで大ヒットとなった「iQOS(アイコス)」(フィリップ モリス ジャパン)や、日本たばこ産業(JT)の「Ploom TECH(プルーム・テック)」などがあげられ、いずれも品切れを起こすほどの大人気商品です。

通常のタバコは吸い込んだときの温度が800度前後になるのに比べ、「iQOS」は電気で温める仕組みなので350度ほどにしかならないため、タールが出ないことで発がん性物質の9割削減に成功したということです。

これにより、使用者本人はもちろんのこと、周囲の人にも有害副流煙の影響がなくなることが大きなメリットです。

使用時にはあらかじめ充電が必要で、「iQOSポケットチャージャー」の中に「iQOSホルダー」を入れて充電します。

「iQOS」で1本吸うごとに充電する必要があり、充電時間は約6分で、「iQOSポケットチャージャー」を使えば約20回分の充電が可能になります。


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電子タバコとの違いは?

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「iQOS」は、厳密にいうと電子タバコとは違うものとして分類されます。

開発元のフィリップモリス・ジャパンによると、「iQOS」の技術は、ヒートスティック内の高品質かつ特別ブレンドのたばこ葉部分を、燃やすことなく、正確に制御された温度の範囲で加熱し、味わい豊かな体験を生み出しますとしており、燃やさず加熱することにより、煙や灰が出ず、においも少ないと言われています。

また、一般的な電子タバコは、さまざまな風味のリキッドを熱したものが水蒸気化してそれを吸って味わうもので、ニコチンを使用しないため、やや満足感に欠けるものがあります。

一方の「iQOS」は、タバコ葉をペースト状に加工してそれを加熱することで蒸気を発生させて吸入するという新しいかたちのタバコです。

そしてニコチンが摂取できるということが電子タバコとの大きな違いです。

毒性のある副流煙がほとんど発生しないうえにニコチンも摂取できるので、しっかりとした満足感を得ることができるのです。

ただ、どちらも充電式でメンテナンスが必要だという点は共通しています。

加熱式タバコの代表格である「iQOS」は、コンビニエンスストアやタバコ店、全国の主要都市にある「iQOS」ストアで購入でき、定価は9980円となっています。

加熱式タバコは煙が出ないことで周囲に迷惑をかけず、火を使用しないため火事の心配もありません。

そしてタールが出ないので壁や歯にヤニがつかず、健康への害も少なくて済みます。

最後に、デメリットとして「価格の高さ」「吸いながら作業できない」「充電が必要」「販売店が限られている」などがあげられます。


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